2012年、アメリカ・イギリスのミュージカル映画。

ヴィクトル・ユゴーの原作は有名で、幾度となく舞台化・映画化されている。

 

トニー・フーパー監督作品。

出演は、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイなど。

この出演者を見ても、作品への力の入れようが分かる。

 

1815年のある日、司教46歳の男が訪れる。男の名はジャン・ヴァルジャン(ヒュー・ジャックマン)。

 

姉の子ども達のために、1斤のパンを盗んだ罪で徒刑場で19年も服役していた。行く先々で冷遇された彼を、司教は温かく迎え入れる。

 

しかし、その夜、司教が大切にしていた銀食器をヴァルジャンは盗んでしまう。翌朝、彼を捕らえた憲兵に対して司教は「食器は私が与えた」と彼を放免させた上に、残りの2本の銀の燭台も彼に差し出す。人間不信と憎悪の塊であったヴァルジャンの魂は司教の信念に打ち砕かれる。

 

1819年、ヴァルジャンは「マドレーヌ」と名乗り、産業を興して成功をおさめ、この街の市長になっていた。彼の営む工場では、ファンティーヌ(アン・ハサウェイ)という女性が働いていた

 

ファンティーヌは、父無し子がいることを黙っていたことがばれ、風紀が乱れるからと、ヴァルジャンの工場を解雇された。ヴァルジャン自身は、その解雇に関与していなかった。

 

そして、あるきっかけでヴァルジャンに救われる。病に倒れた彼女の窮状を知った彼は、コゼットを連れて帰ることを約束する。

 

だが、コゼットを迎えにモンフェルメイユへ行こうとした矢先、ヴァルジャンは、自分と間違えられて逮捕された男のことを私服警官ジャヴェール(ラッセル・クロウ)から聞かされる。葛藤の末、その男を救うことを優先し、裁判所で自分の正体を明かす…

 

まぁ、誰もが聞いたことのあるストーリー。

陳腐ではなく「聞いたことがある」ほど有名である。

 

ボクは、上映前からこの映画に注目していた。

注目しすぎて、観に行ったあとは「ん~」と悩ましかった。

それでも5点満点で「3.5」はあげられた。

 

ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、3人とも油が乗り切った作品。

この3人の師玉の演技をご覧になりたい方は、是非とも!