2014年、アメリカ・イギリスのスパイ・アクション映画。

監督は、マシュー・ヴォーン。

主演は、タロン・エガートン。

 

原作者のマーク・ミラー(マーベル映画では有名)とマシュー・ヴォーン監督が対談で、近年のスパイ映画がシリアスな内容ばかりになっていることを嘆き、「楽しいスパイ映画を作りたい」と思い立ったことが映画化のきっかけとなった。

 

ヴォーンは企画を実現させるために「X-MEN:フューチャー&パスト」の製作を降板したが、彼はこの決断を「本当に厳しい決断だった」と述べている。

 

2013年にコリン・ファースが出演することが発表された。

悪役にはレオナルド・ディカプリオが検討されていると報じられていたが、ヴォーンは報道について「私がローマ教皇になるようなものだ」と述べて否定している。

 

ヴォーン監督はヒロイン役には、候補に挙がっていたエマ・ワトソンではなく新人が相応しいと考え、9月にソフィー・クックソンを起用したことを発表した。

 

とにかく、キャストが素晴らしい。

表向きは高級スーツ店、実は世界最強のスパイ組織「キングスマン」で活躍する主人公をコリン・ファースが熱演。マイケル・ケイン、マーク・ストロング、サミュエル・L・ジャクソンらが共演と、「高級スーツ店」の世界観をきっちりと守っている。

コリン・ファースが見合っていないと思われるが、映画の後半はビシッと決めてくれている。

 

スパイ映画の論評としては、好評であった。

「この英国秘密エージェントのスラムバン・アクション映画には心を揺さぶられた。『キングスマン』はとめどなく楽しい映画です」と批評されるなど、素晴らしいものが目についた。

 

ストーリーは割愛させていただくが、スパイ映画としては文句なしです。