1990年、アメリカのファミリー・コメディ映画。
アイヴァン・ライトマン監督作品。
この監督は、「ゴースト・バスターズ」などを撮っている。
大体の作風が分かってもらえると思う。
主演は、アーノルド・シュワルツェネッガー。
ロス市警の鬼刑事という、絵にかいたような「鬼」がシュワルツェネッガーには本当によく似合う。
麻薬密売組織のボスを追っているのジョン・キンブル刑事(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、ボスが街のチンピラを殺したことを理由に殺人容疑で逮捕する。
しかし、ボスの彼女は法廷での証言を拒否したため、このままではボスは釈放されてしまう。ジョンは麻薬密売の証言を得るため、ボスの金を持ち逃げしてボストン近郊の住宅地に住んでいるという元妻を探すことになる。
彼女の子供が通っているアストリア小学校内の幼稚園クラスに潜入捜査することになったが、保母役として潜入する予定だった相棒が食中毒を起こしてしまい、潜入出来なくなってしまう。ジョンは仕方なく代わりの保育士として幼稚園に潜入するが、30人の幼稚園児のパワーに圧倒され怖気付いてしまう。
同僚のや彼女の息子に励まされ元妻の子供を探そうとするが、子供を手懐けることが出来ずに自信をなくしていく…
この映画、結構面白かった。
シュワルツェネッガーの演技が良かった。このころの作品では秀逸の出来と言っても過言ではないと思う。
鬼の表情が、なんと子供のために薄れていくのを、見事に表現した映画。
ライトマン監督、さすがです。