1990年、フランスのリュック・ベッソン監督作品。

主演、アンヌ・パリロー。

 

ベッソン監督は、こう語っている。

「『ニキータ』は僕にとって、自分を壊して飛び出した作品。僕の作品は『ニキータ』以前と『ニキータ』以後で分けられる」と語っている。

 

この作品のヒットによって、ベッソン監督は『レオン』をハリウッドで撮ることになったのだから、スゴイことである。

 

後半で当時現行型のメルセデス・ベンツ・Sクラスが登場するが、銃撃され壁を突き破る破壊される。

 

これは、古いローバーにベンツのパーツをかぶせた模造品。

元々はアラン・ドロンのテレビドラマのために制作され、映画用に修正を加えたものだった。

 

作品中は高価なSクラスが派手に破壊されているように見えるが、実際には邦貨換算60万円程度の予算でこの映像が実現できている。

 

んーー、60万円であのクォリティー。是非とも1台欲しいものである。

 

主演のアンヌ・パリローが、政府に隷属的に雇われる暗殺者を演じているのだが、これがフィットしているのだ。さすが、リュック・ベッソン監督である。

 

ナタリー・ポートマン、ジャン・レノ、ゲイリー・オールドマン…

まぁ、才能ある人のところには、才能ある人が集まるものですな。