2010年、アメリカのサスペンス映画。

監督マーティン・スコセッシ、主演レオナルド・ディカプリオの4度目の作品となる。

 

連邦保安官テディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)ら捜査部隊は、ボストン港の孤島=シャッターアイランドにあるアッシュクリフ精神病院を訪れる。

 

この島でレイチェル・ソランドという女性が、「4の法則。67は誰?」(The law of 4. Who is 67?)という謎のメッセージを残して行方不明となった。

 

強制収容されている患者たちの取り調べを進める中、その病院で行われていたマインドコントロールの事実が明らかとなる。

 

捜査を進めていく中で連邦保安官の2人は、島に謎が多すぎることに不信感を強めていく…

 

マーティン・スコセッシとレオナルド・ディカプリオのコンビは4回目となるが、この作品は最低かもしれない。

それくらい、スコセッシの情熱が作品には入っていないように感じた。

 

日本では、「精神を病んだ犯罪者だけを収容する島から、一人の女性が消えた—。」「この島は、何かがおかしい。」「全ての謎が解けるまで、この島を出ることはできない。」なるキャッチコピーが用いられたが、このコピーには作品は勝てていない。

 

プラス。

日本では「衝撃のラスト」という触れ込みで宣伝され、上映前には「この映画のラストはまだ見ていない人には決して話さないでください」「登場人物の目線や仕草にも注目しましょう」という旨のテロップが入ったが、このようラストは映画であるならば「当たり前」として受け止められる。

 

ま、明度と彩度は、チカラが入っていたのかもしれない。

そこはサスガ、マーティン・スコセッシ。