今日は午前中、私の胃カメラの日。
前日 呼吸が変わったところなので、
大丈夫だろうかと
気になりながらの胃カメラでした。

一通り終わり、用事をしてから
一旦家に帰り、午後の面会を
頼んでおいた時間より早いけど

行ってみようと思って 玄関にいたら
電話がかかってきました。

呼吸が変わったと。

ああ、もうダメだ。
と 思いました

行ってみると 最後の呼吸を
していました。
手をとって さすり、握り
話しかけて。 泣かないと思っても
涙が止まりません。

1時間ほどした頃 呼吸が止まり

それからは、もう流れです。

身体を綺麗にし、着替えさせるのは
職員さんで…と 思っていたら

ナースが一人。

一人でやってはいけない と
教わっていたので、
私は ????

すると、もう一人は、私でした。

ナースと一緒に最後の
(エンゼルケア と言いますが、)
仕上げを一緒にできて
ありがたかったです。

ゆかたを着せて、帯を縦に結んだら、

職員さんが、
その結び方ができないんですよ。
と 言ってました。

葬儀社も、社長と知り合いで
長いお付き合いの葬儀社で。

事前に相談していたので、
兄と社長と私で段取りもして

あとは 私が 一晩
母に付き添います。

長年 認知症に悩まされ
静かな夜がなかったのですが、

今、二人きりの静かな夜を
過ごしています。
何も言わなくなってしまった母と。

子供の頃は 意地悪な祖母に邪魔され
母と一緒に過ごす事などなくて
どんなに恋しくても
母に抱かれた記憶は
ありません。

毎晩祖父母の間で寝ながら
声を殺して泣いていたのを
思い出し、
誰にも見られていないのをいい事に、
声を出して泣きました。

こんな姿になって、やっと
二人の時間ができる。

そういば 昨夜
母の事を考えていたら、
ふと 右側に母の存在を
感じました。
普通に、母がいると
すっかり勘違いしていたほどです。

はっ と気がついた時は
現実が目の前にありました。

不思議な体験をしました。

その事があったので、
余計に 今日は気になって
いたのです。

母が、最後だから
私の隣に来たのかなと 思います。

今日は 隣に寝たり
思い切り泣いたり
ずっと話しかけたり

思い出話しもしています。

悲しい気持ちは
これからもっと
強くなっていくと 思います。