先日、母親の面会のために
施設へ行った時

入り口へ近づくと 頭の上から

ピーピー チュンチュンと聞こえました。

もしや....。と上を見ると、
ツバメの巣が
見えるだけで五つほどありました。

ヒナがいるんだな。

と思いながら 面会へ。

母は、顔が見えていても、
誰かわからなくなっていたのに、

両目が 完全に
見えなくなってしまったので、
声だけで、自分の前にいるのが誰か
判断できるかどうか
わからなかったのですが、

それでも、声に覚えがあるようでした。

10分の面会時間は
一瞬で終わります。

面会が終わって 外へ出ると、
相談員の方が 業務中だったので、
挨拶をしました。 その時

頭の上で ピーピー ピーピー
言います。

私が、
「ヒナがかえったんですね。」

というと
「そうなんです。可愛いですよー。」

「こっち、みてますね。」

「時々落ちてるんですよ。」

Σ( ̄。 ̄ノ)ノ オイ。

「既に落ちそうなんですけど。」

「やめてえ〜。」

落ちたりしたら、
ひとたまりもありません。
助けようにも、
人間が手を出すわけにはいきません。

ヒナ達は、身をのりだすようにして
こちらを見ていました。

コイツは、見た事ないけど、
危害を加えそうか、
とでも 思っていたのか。

子供の頃は、農家で 昔の家だったので
毎年ツバメが来るのを
良い事 としていました。

ツバメも、危険が迫ると
鳴き声で知らせます。
その声を聞いて、祖父や父親が
何事だ と 巣の方へ急いでました。

そうやってツバメを大切に
していました。

ツバメが来ると ふん害があるので
今 住んでいるところでは
巣を作られると困ります。

施設は、巣の下も綺麗に掃除されていて

ツバメの巣がある事など、
ヒナの声を聞くまで
わからなかったです。

久々に 可愛いヒナと
にらめっこして 癒されてきました。