目に見えて弱っていく母。
本当は、週一回ぐらいの頻度で
面会したいのですが、

長時間、車椅子に座って
体力を消耗するのを
見ていられません。

車椅子に座れる利用者は
車椅子で、
面会場所まで移動して
パーテーション越しでの面会です。

本当は、居室で
横になったままの姿勢で
面会させてほしいのですが、
施設の決まりなので
どうする事もできません。

意識がなくなって
酸素マスクをつけてからでなければ
直接の面会などできません。

そんな体力ももたない

ギリギリの母が、


小さな声で、職員さんを介さねば
会話にならないぐらい
声も出ない母が、

私が面会に行くと

あんまり仕事をしすぎると
体をこわすから
休むように と

言ってきます。

私を我が子と認識していませんが
本能で わかるようで

休めよぉ〜。
あんまり パタパタと
働きすぎるなよぉ〜。

と、そういう事ばかりいいます。

病気になってからでは遅いからと。

自分も しんどい と言いながら
私に働きすぎるな
病気になるな と 言ってきます。

疲れて 目も開けられないのに。

昔から変わりません。
いつも言っていた事
それだけは覚えていて、

私の声に覚えが あるのか


そう言ってきます。


介護ストレスの中にあっては
自分に余裕もないし

母も問題行動ばり起こしていたから、


こんな時間はなかったけど

少し落ち着けば
昔を取り戻す時間も
できてきました。

どんどん症状が進み
先が見えてきて

昔の母に戻っていくのが

かえって悲しくなります、

せめて 長生きしてほしい。

形だけでも生きていてほしいと

思います。