入院中の母の病院へ、
面会に行って来ました。

これまでは2回とも、
計画書や契約書にサインするため

病院へ行かなければ ならないので、
その後 面会させてもらってました。

やはり、施設の職員さんと 病院とでは
全く対応が違います。

面会に来た家族に
気を遣わせないのです。
対応も、とても丁寧です。

この仕事は、実はとても忙しいのは 
わかっています。

だからいつも、
忙しいところを すみません。
と言うと、そんな事ないですよ。

大丈夫ですよ。と、ニコニコと
返事が返ってきます。

母も、面会のたびに
表情が変わってきています。

最初は、突然環境が変わったのだし
緊張した面持ちなのは 当然ですが、
最初から、不穏な表情はなかったです。

直接会えるし、手を繋いだり
足をさすったり
肩をさすったり、
私のジャンバーを着てしまって
脱がなくなったり。

2回目には、笑いながら
車椅子を押してもらって出てきて、

まず、看護師さんに事情を説明して
ジャンバーを取り返し、

代わりに母の上着を着せて、
パペットで遊ぶと、
寒いから と言って パペットを
タオルでくるんで、抱っこしたり。

こんな事 するようになったんだ。
と、驚きでした。

もっと驚いたのが、今日の面会です。

私の事を、お母さんと呼ぶ事しか
わからず、誰かも知らない。

ましてや、自分が産んだことも
覚えていない私を見て、

誰❓お母さん❓わぁ嬉しい‼️

看護師さんに、嬉しいねえ。
と言われて

嬉しいわぁ‼️親子だもん‼️

それを聞いた私は、
は‼️❓(´⊙ω⊙`)え❓Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
今、何と❓ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘


そりゃあ、親子だもんねえ‼️
よく来てくれて、嬉しいわぁ‼️

私の事は、世話をする人。
それ以外 何もわかっていなかったのに

親子...... 何年ぶり❓

たまたまだとしても、
すごい進化だと思いました。

そして、両腕を首に回して
(締めてませんよ)
耳の近くで話しをしたり、
できる限り ピッタリくっついて
話して

両手の 手のひらをマッサージしたり、
両足もスリスリしたり
身体中触って 触りながら
話したい事を いっぱい喋らせて

パペットで遊んでたら
通りかかった先生が、
その光景をじ〜〜〜っと
目を離さないようにして 見ながら
通りすぎて行かれました。

よほど珍しかったのか。


そうやって
時間ギリギリまで
ピッタリくっついて
喋らせてたら お腹すいた。

と言うので、職員さんに

トイレに行きたくなったのと
お腹がすいたのとで
落ち着かなくなりました。

と言って 母を渡すと、

笑いながら
はい、わかりました。
面会、ありがとうございました。

と挨拶されました。

母の場合、少しでも面倒くさいと
思われると すぐに感じ取って
不穏になります。

認知症に限らず、
誰でも その場の空気を読むものです。

認知症は、さらに鋭く感じ取るので、

きっと そんな事を感じさせない
看護と介護をされてるんだと思います。

そこの病院は、
院長先生を知っていますが、
院長先生は とても穏やかで
無駄に厳しい顔は されません。

しかし、職員の教育と
仕事が厳しい事では有名な病院です。

職員が若かろうが
年をとってようが
介護の経験値が同じであれば
教育内容も同じなのです。

社会を経験している人からの
社会常識などは、
敬意を持って 叩き込みます。

だから違うんだろうなあ。

と思いながら帰りました。

母が落ち着いてきた事で
私自身も 落ち着いてきたのでは
ないかと思います。

これからも、面会に行って
しっかり刺激しようと思います。