病院から、サインして欲しい
書類があるという 電話があり、

その時、それが終わってから
面会させてください。
と お願いしたら、
あー、わかりました。いいですよ。

と、軽く了解してもらいました。

そして、一通りの説明を受けて
サインも終わり、まだ入院したばっかり
ですが、どんな様子かを簡単に
質問して、終わりました。

男性の看護師さんでしたが、
男性の看護師さんがとても多い
印象を受けました。

そして、面会スペースがあり
そこで待っていると、

若い、美人看護師さんに
車椅子を押されて 出た来た母の
表情は、とても落ち着いていて

施設にいた時とは まるで違いました。

さすが、専門の病院は違うな
と 思いました。

対応の仕方、
口調、声色、声かけする時の表情、
全て 差がありました。

比べてはいけませんが。

そして、ソファに座り
目線の高さを合わせて待っている
私の前に 連れて来てもらうと、

どちら様❓

と言いました。 やっぱり。
わからないか。

家では、私の事を、お母さんと
読んでいたので、

お母さんだよ。 と言うと

お母さん❓

うん。お母さん。

しばらく表情を見て、試しに
私の名前も言ってみました。
すると

嬉しい。 と言いました。

看護師さんは、ニコニコしながら
そこまでを見て、

じゃあ、あの時計が11時になったら
教えてくださいね。
と、仕事へ戻って行かれました。

面会スペースは
部屋ではなくて、ただのスペースですから
いろんな看護師さん達の 行き来が
多くあります。

すると 母が 自分から
通りかかった 男性の看護師さんに
手を伸ばしたのです。
すると看護師さんは、
通りすがりに 笑いながら タッチして
行かれました。

見た事のない行動でした。

職員さんが、どんな対応をされているのか
とてもよくわかります。

他の看護師さん達も 通りかかると
いかにも見てますよ みたいな見方は
絶対にしませんが

目は、必ず 母の表情と仕草
私との関係性を
見てとります。

これは、私も介護士の時 
必ず やっていた事なので、見なくても
視線で感じます。

全てが観察なので、一切の油断と
見落としはできません。

母というと、わけもわからず
脈略もないけど
静かに会話をします。
それに合わせて 話しをします。

寒い と言うので
私が着ていた上着を 肩にかけると
自ら袖を通し、

ありゃ

と 思いましたが、

あったかい。と、とても喜んでいるので
ま、いいか。 と思い
そのままにしました。

手や顔を触って、近くで顔をみて
持って来たおやつを 少しずつ食べて、
美味しい。 と 目を大きくして

ゆっくりと、少しずつ食べて

もう、いっぱい食べた。

と 普通に言えました。

あっと言う間に 面会時間があわり、
上着を返してくれ。と思いましたが、
取り返し作戦は失敗。

仕方ないか。

看護師さんに、時間が終わった事を
連絡します。

上着は❓.....。


脱がないんです〜。
仕方ないんで、いいです。

大丈夫ですか❓ と 逆に
心配されました。

病院に着いた時は
晴れていたのに、
面会が終わった時は

結構な雨降りで、
風も強かったのです。

.....諦めました。
脱がないんで、着せておいてください。

看護師さんは、バックしながら、
母と私が バイバイするのを
納得して やめるのを待ってくれます。

それじゃ、また来るから。

また来てねぇー。

と、別れました。

さあ、ここからです。
駐車場まで 約100メートル、
ただでさえ ヨロヨロと歩く私が

全力疾走‼️❓ 無理〜

気持ちだけ走りました。

雨と風の バカやろー‼️

車に戻った時は、寒くて
ガタガタしてました。

せっかく 薬で 
咳が治ったばかりなのに。

でも、直接 思いっきり触れて
近くで まるでナイショ話しのように
くっつくように話しをして
さすって。

その時間のおかげで
とても 気持ちは落ち着いていました。

今度は、上着を 取り返さなければ
私は 冬を乗り切れません。

なにしろ
デイサービスで働いていた頃
真冬の送迎時に着ていたものなので
とても暖かいのです。

それだけは 次のミッションです。

面会の事を兄嫁にLINEで報告したら、

ウケてました。