2年前、母がまだ草取りができていた頃

母の趣味は、草取りでした。
一本も草のない庭を維持するのが
母のプライドでした。

しかし、その頃 認知症も
進んでいた事と、

庭仕事をして 土に触れる事が
認知症ケアに効果的だと
聞いたので

草取りだけでなく、
元々 いろんな花を育てるのが
得意で、近所の人から

花の世話の仕方を 教えて と

よく聞かれていたので、

もしかして、まだ

覚えている事があるかも。

と思って、一緒に 
花を育て始めました。

土作り、種植えに 水やりをして、
やっと、芽が🌱🌱🌱出始めて

天気もいいし
水やりをする事にしました。

母は、草取りです。

が 水やりをしながら

振り向くと



見事に 草と一緒に芽🌱🌱が
散らばっていました。

目が点になり、
力も抜けて、なで肩になった気分でした。

怒る気もありません。
笑うにも 顔がひきつってしまいました。

仕方ない。

ダメ元で 芽だけ植え直しました。

分業はやめて、一緒に同じ草を取り、
それが終わってから

ジョロ❓ジョウロ❓どっちが
正解❓

とにかく水やりをして
終わりました。

プチプチと引っこ抜かれた🌱も
遅れて 花が咲きました。

認知症の人にとって

土を触る という事は
楽しむ という意味で
効果はあるかもしれませんが、

目的 というものは
理解していない事がほとんどなので
それについては

絶対、一切 期待してはいけない。

あくまで
泥遊びが目的 だと思いました。

庭仕事が効果的
という言葉には

大きな疑問を持ちました