母親を近くの美容院へ連れて行きました。

天気が良いので、車椅子に乗せて。


美容院はご近所で、

20年以上通っているところなので

母の事も、よく理解してもらえています。


美容院へ行く途中の、家の庭など

ガーデニングが好きなんだろうなぁ。と

思う家が何軒かあり

桜、チューリップ、こでまり、山吹

木蓮など いろいろな花を見る事ができます。


目が悪い母は、

「きれいだなぁ〜。」と言っていました。

見えないと言いながら、やっぱり見えているんだ。

少し笑えましたが、母にとっては良い刺激です。


髪を切ってもらう間も、目の前の大きな鏡を見て

「こんなババアになったんだなぁ。」

と言い、美容師さんから

「くそババアでなくて、よかったじゃん。」

と言われ、3人で大笑いしました。


母は上機嫌で、脈絡のない話しを

ループしていましたが、美容師さんは

嫌な顔もせず、バカにする事もなく、

上手に話しを合わせてくれていました


私もテキトーに相鎚をうって

始終和やかに終わりました。


前日の夜は、仕事から帰ってみると

家におらず、真っ暗な外を探しまわりました。

30分以上見つからず、兄に連絡したら 来てくれる

という事で 探しながら 兄を待ちました。


その後見つける事はできて、娘と二人がかりで

なんとか車椅子に乗せた頃、兄が到着しました。


家に着くと、母はへたり込んで

歩く事ができません。

兄と二人で、母を部屋に運びました。


兄が、母の上半身を持つと言ってくれましたが、

やはり、兄は持ち方がわかりません。

それで私が、母の脇から、腕をどこまで入れて

手をどんなふうに組んで と


手をとりながら説明し、大勢ができたところで

二人で持ち上げると

力を入れずに持ち上がったのか、兄が

「おぉー‼︎」と驚いていました。


そうやって 部屋に運び、しばらく

母は兄を返すまいと 話しをしていました。


そんな事があった後なので

どんな事になるかと思いましたが

調子よく 終わる事ができました。


まわりの人達の助けがなければ

私は 母の世話などできません。


今日も、事業所の方のお世話になる母です。