母が認知症と診断されて7年経ちました。
どのように進んでいくのか
その過程は知っているので

対策も対応の仕方も
先を読みながら 介護してきました。
今では重度の認知症です。

なんとか穏やかに過ごさせる事が

できたら と思ってきましたが、



そうも言ってられないのが現実です。

いわゆる問題行動ばかり起こします。

認知症の問題行動といわれる行動は

網羅しています。

自治体の、認知症高齢者支援に 登録して、

警察へも直接 情報提供する機会があり、


その甲斐あって 何度も警察のお世話に

なっています。


家を自分の居場所と思っていない。

生まれた家に帰りたい。

具合が悪い、歩けない、だから外の空気を吸いたい。


本人の 外へ出る理由は

代表的なものから 理解不能なことまであります。

脈絡のないことばかり言うので

何故そうなった など聞くだけ無駄です。


こちらの こういうワケで、こうしたらダメ

という話しは 意味を成しません。


それでも、何かカケラでも 本人の感情に

残れば という気持ちで

いろいろな表現で言ってはみます。


近所で、母を認知症とわかってもらえている方には

いつもお世話になっています。



相手は、自分の世界の中で生きているので

人の時間や都合、疲労やストレスなど

お構いなしです。


限界突破すると、本気で

「死んでしまえ」と言いそうになります。

気持ちの中では 何度も殺しています。

首を絞めるとか、するかしないかの違いです。


亡くなったあと、それを後悔すると

わかっていても。

いけない事だとわかっていても、

止める事のできない感情です。


子供の頃は、どんなに母親が恋しくても

一緒にいる時間がなかったのに。

あれだけ恋しくて 昼間、誰もいないところで、

夜中は、布団の中で声を殺して泣いていたのに。


自分というものは.....。

情けないのか 勝手なものだとか

表現の方法がわからない感情が

ごちゃごちゃしてます。