目に見えて どんどん認知症が進んでいく母親

どんなに狭い家の中でも 迷子になります。

一番大変なのはトイレ。

場所がわからなくて パニックになります。

ただでさえ 目が見えにくいので

ところどころセンサーを置いて

明かりを頼りに行っていましたが

それでも怪しくなり、ダメ元で 折り紙を使って

道標を置いてみました。

それに沿って行けば 辿り着くように。


しかし、今度は 立ち止まって

折り紙に話しかけています。

自分がどこから来て、どこへ行こうと

していたのか それさえわかっていません。


結局、一人で話しをしたり 折り紙を触ってみたり

それが終わったら 後戻りして

部屋に帰ってみたり。

トイレは? と 思いますが、余計な事は言わず

本人がどうするか 見ています。


道標の役割をしていませんが、

他にやる事がないから トイレに行く

という行動を 少しは防いでいるのかも

しれません。

日中は 一人でいるので、 誰もいない

留守の間の動きを知るためには 必要な事です。


全てに於いて 何が正解かなんてことは

ありません。その時その時で 反応は違い

やる事もそれぞれ。

その中で最良と思われる対策を 試してみる必要が

あります。

これからも 繰り返していくと思います。