私のブレスレット
人に言わせると  私が腕につけると 
数珠にしか 見えないんだとか。


いいさ ふんっ!
もはや どーでもいい。

自分で気に入っていたら それで。


でも、まぁ仕方ない。

私が中学生の頃、父親が

母と私を 小豆島へ連れて行っていたのを

思い出します。

毎年、多い時は 一年に数回

行きました。


昔から お遍路さんとして

それも 先達として

小豆島へお参りしていたので

私が初めて連れられて行った時は

2泊3日で 島の巡り所を

全部お参りしました。


その時、どこだったのか

場所は覚えているけど

巡り所の名称を覚えていませんが


山道の参道を歩いていると

ところどころに お参りした人の

俳句が書いてあり、


亡き妻の 赤き数珠持つ 遍路かな


というのを見て、何故かそれが印象的で

今でも覚えています。


父親が52歳で亡くなった時

私は21歳。一周忌の時には 母に懇願され

母と一緒に 小豆島へお参りしました。


いつも色々相談していた

ある 巡り所の 先生(と、両親は呼んでいました)

に 父親が亡くなった事と

一周忌の供養のために

お参りした事を 母が話していました。


先生は、それはよい供養をされた と言われ

位牌を 先生の目の前に置き


供養のために よく拝んであげる と

お経を唱えてくださいました。


数珠 という言葉を聞くと

その時の事を 思い出します。