久々に 母親を 病院へ連れて行きました。

近所のかかりつけ医で

もう30年近く お世話になっています。


最初は 高血圧で 通い続けていましたが


近年は落ち着いているので

薬がなくなりそうになると 私が 薬をもらいに

行く程度です。



一時期は 極端に体調が悪く 往診してもらったり


食事が入らなくなった時は

遠回しに ターミナルを言い渡されました。


病院の話題では

以前は、病院に行くと 年寄りばかりいる と

言われていて 

待合室では その年寄り達が

「今日は○○さんがいないけど、

 どこか悪いんかなぁ。」と話していて

思わず 悪いところがないから 来ていないんだろ

と突っ込みたかった と笑い話になったほどです。


年寄りになると 病院まで移動し、

待合室で待つだけの 体力がなければ

病院へ行くこともできません。


往診してもらうしかありません。


元気だから病院へ行く という 年寄りの言葉は

あながち間違いではないです。


診察室で 先生は 世間話をしながら

認知症の進み具合をチェックします。


母は上機嫌で 大きな声で話し

挙句には 大声で歌い始め、

おだてられるままに浪曲を歌い

私が止めても なかなかやめませんでした。


先生は小声で 私に

「まるで 人が変わったね。」と言われました。


前は 聞かれた事に 静かに答えていたので

まるで別人だと言われて 確かにそうだと

思いました。


診察時間の最後ぐらいだったので

私達のあとには 誰もいなかったのが救いです。


だから先生も たっぷり時間をかけて

母親の相手をされたようです。


今度 介護認定の変更申請をする事になったら

どうなる事かと

今から気になっています。