母親の認知症は みるみる進んでいます。
次はこんな症状になる と思いながら
みていますが
とでも早く進んでいます。

いつまで 家においておけるか
わかりません。

昨日、美容院へ連れて行きました。
もう20年以上通っているところなので
お互いよく知っています。
母がボケている事も
知ってもらっています。

美容師さんのお母さんも
高齢で 一人暮らしをされていましたが
体調のこともあり、
今は施設に入られています。

その事もあり、母に
うまく話しを 合わせてくれます。

おかげで 母は上機嫌で
髪を切ってもらいました。

二人で 小さな声で
「だいぶ進んでるな。」
「相当だろ❓」
「うん。」 という会話をしました。

母の話すのを聞いていて
私の方が イライラしました。

大きな声で 興奮気味に
鼻歌を歌って

デイサービスに行くと
褒めてもらえる。
社長が褒めてくれる。

などという話しを し
また歌い始めて  と
何度も繰り返していました。

大きな声で何度も同じ事ばかり
繰り返すので
こちらは うんざりしていました。

介護の仕事をしていて
「気が長くないと無理な仕事だ。」
と 家族の方から言われたことが
ありましたが、
気が長いか短いかではなく

忍耐だと思います。

状態をよく観察し
次に何が待ち受けているか
何通りも予測し

見極めていかなければなりません。

病気でも
治療して治る病気ではなく
何年続くかわからない

忍耐と理解がなければ
認知症とは付き合うことはできません。

近くの大学生が
今の高齢者が みんな死んでしまえばいい。
そうしたら高齢者問題はなくなる。
自分達の若い世代が
高齢者を養わなければならないのは
負担が大き過ぎる。
自分が年をとっても 年金なんか
もらえないし不公平だ。

と言っていたのを
聞いたことがあります。

年寄りが みんな死んでしまえば
高齢者問題は きれいに解決するのか、

大学生達には
おじいさんもおばあさんもいないのか
それとも、元気だから
関係ないという事なのか。

自分勝手な 幼稚な考えだと思います。

年をとるということを
あまりに知らない人達は
知らないまま
年をとっていくんだろうか。

母もあの学生達にかかれば
死ななければいけない年寄りです。

目の前で 言ってみたいです。