犬の散歩の足跡がありました。
飼い主さんと、どんなふうに歩いたのか
手に取るようにわかります。
誰も踏んでいない雪の中
喜んで歩いたのかなぁ〜 とか
冷たくてイヤだったかなぁ〜 とか
想像しながら歩きました。
とはいえ、私でも、 30分間も
誰も歩いていない雪の中を歩くのは
ちょっと疲れるので
車道を歩きました。
そして職場近くになると
小学校の通学路もあるので
歩道は除雪してありました。
そこを歩いていると、
向こうから小学生の女の子二人
1年生か、2年生ぐらいの子が
横に並んで歩いてきます。
一人はわざわざ雪の中を歩いています。
二人とも下を向いたまま
話しをしていて
私に気付く気配はありません。
歩道は大人一人が通れる幅なので
正面衝突してしまいます。
弱ったなぁ。と思って
道を譲る格好で
雪の中で立ち止まっていると
一人の子が
私にぶつかりそうなほど
近くまで来て やっと私に気付きました。
その子達も立ち止まり
上を見上げてきます。
二人はすれ違いながら
おはようございましゅ。 と
たどたどしい口調で挨拶します。
私も挨拶を返しましたが
笑ってしまいました。
除雪してある歩道でも
雪が全くないわけではないので
二人の小学生の小さな靴の跡も
しっかり残っていました。
雪道は歩くのは大変ですが
住宅地では、足跡を見ると
どこから出てきて
どこへ行ったのか、
足跡を辿る事ができて
わりと楽しいものです。