認知症の年寄りがいると
いろいろと不可解な現象が起こります。

以前はトイレの芳香剤と一緒に
広告の切れ端、小さく折り畳んだナイロン袋、
爪切りが置いてあったり

先日は 外出して帰ってみると

エアコンの室外機の上に
母親の長袖の服が置いてあり
古いものだから捨てるつもりなのか....。

本人も不明。

別の日にも 外出から帰ってみると

カーテンって普通に閉めたらいいだけなのに

洗濯ばさみがくっついていました。

ほとんど毎日
家の周囲から家の中まで間違い探しです。

間違い探しで終わる事なら、まだ許せますが

他にも 私の仕事が増えるだけ
という事がほとんどで

本人に言っても仕方ないので
私が飲み込んでいます。

自分では 良いつもりでやっているので
それを 注意されたら
たぶん認知症でなくても
不愉快だと思います。

それが認知症という病気が関与していれば
感情にも 意欲にも 行動にも
障害が出てきます。

この病気は 介護する側が
頭で理解できたとしても

人間は 感情というものに
もれなく支配されている生き物なので

頭で理解するだけでは
認知症とは付き合えないと思います。

自分の感情を抑えるのは
ストレスなどと簡単に表現できるものではなく

端的に
精神的に 疲れます。