母が小さい時 実の母が悲しい亡くなり方をし

その数年後 後妻さんがやってきて

実の母の事も 
母親が 継母だという事も 
まだ幼くて
何も知らない母のために

叔父さんや叔母さん達は

本当の事は 絶対に教えるな と
兄弟間で約束していたそうです

母はその話しを たぶん
他の人から聞かされたらしく
知っていたそうです。

でも 私が驚いたのは

私の母が60代の頃
叔母さんのお姑さんが亡くなり
やっと 姉妹で行き来ができるようになり

その後 義理のおばあさんも亡くなって
その事で 私の家に叔母さんが来ていた時

おばあさんによくいじめられたと
昔の話しをしていて

私の母が
小学生の時には もう 
継母だと知っていた と話しました。

すると叔母さんが 大変驚き
知っていたんか‼️ と でもそれは
小学生の時に知っていた事と同時に

兄弟で言わない約束をしていたのに
誰も教えていないはずなのに
母が知っていた事に 驚いていました。

さすがに60歳も過ぎれば
知っていても おかしくないんじゃないかと
思いましたが

気がつけば その年になっても
叔父さん叔母さんの 誰一人として
母に おばあさんとは義理の仲だと
話した人が いなかったのです。

これは 見事だと思いました。

兄弟の約束を守り
末っ子の母が60歳を過ぎても
本当の事を言わなかった
叔父さんと叔母さん達の

絆というのでしょうか

みんなで 母を思ってくれていた。

話しを聞くと
とにかく 小さい子供だから
傷つく事は一切
話してはいけなかったそうです。

おそらく叔父さんと叔母さんも
まだ小学生の頃
お母さんが自殺した という事が
想像もできないぐらい
深く心の傷になったと思います。

だから その時 まだ2歳だった母を
かばおうとしてくれていたんだろうと
思います。

叔父さん達も
みんな亡くなってしまい
今では母が一人になりました。

どれほど寂しいか
母自身でなければ
わかりません

想像しても 自分の気持ちは
自分にしかわからないので

思いやる という事しか
ないように思います。

よく 
夢に叔母さんが出てきた
と言います。

母にしてみれば 母親代わりだった叔母さん

叔父さんの夢もみるようです。

一番上の叔父さんとは
10歳離れているので

叔父さんも 兄弟にとっては
母親と父親代わりだったのだろうと
思います。

叔父さんは 家事は全てできたし
農機具の修理 襖を張り替える
ミシンを使い 修理もし

家は自分で基礎から全部作って
自分で建ててしまう 等々
とても器用で 何でもできていたので

兄弟の親代わりをしていて
何でもできるようになったのかと
思います。

兄弟の約束を
年をとるまで 守った
母の兄弟は 見事だと思います。