No.0376
(酬恩庵一休寺)

今日のテーマは


『漢字倶楽部』


漢字の勉強をしてますと、必ず出会うのが「白川静」さんの著書です。

私も随分前ですが図書館で何冊か読みました。

そこで学んだ内容を紹介します( ᴖ ·̫ ᴖ )


今日ご紹介するのは


「伊」


この字は皆さんご存知と思いますが、なんと読みますか?

多くの人が「イ」って読まれるでしょうね!

正解です🙆


あとは難しくて「これ、かれ、ただ」といった読み方で代名詞の役割をします。馴染みが無いでしょうね〜もちろん私もです🤣


この「伊」にどんな意味があるのでしょうか❓

地名にも使われますよね!

「伊勢」「伊予」「伊豆」「紀伊」「伊賀」などは有名です( ᴖ ·̫ ᴖ )


「伊(い)」とは古代の言葉で、単語の頭につけることで主に以下の意味を持ちます。 

一、意味を強調する。 

一、対象の清浄さ、神聖さを示す。 

 ※他にもあります。 


注目するのは「尹」です!

「伊」は「尹」に「イ(にんべん)」を加えた文字が「伊」ですし、「尹」に「口」を加えれば、みなさんよく知っている「君」です。


 「尹」は「帚(そう)」の上部や「彗(すい)」の下部にある字形と、棒のような「ノ」の字形を合わせたものです。


足された「ノ」は神様の霊が宿る杖なんですって。 Σ(゚д゚;)🪄︎︎◝✩


つまり、「尹」はその杖を持って、神様に仕える者のことです。

神意をただすので「ただす、おさめる」などの意味があります。 


よって、「伊」もその神のつえを持つ人の意味なんです٩(๑>∀<๑)۶


。。。。。。


せっかくなので、「伊勢」を解説しますと

伊勢の神宮が有名ですよね。

 その語源は、国津神(くにつかみ。元から住んでいた神様)である伊勢津彦(いせつひこ)に国を譲らせた初代・神武天皇が、伊勢津彦の名を国名に採ったことが『伊勢国風土記』にあります。


「 勢(せ)」とは文字通り「勢い」を表わし、そこに強調の「伊」を冠することから、非常に激しい神だったのでしょう。 (笑)


 事実、風の神である伊勢津彦は国を譲る時、決して戻らない証として激しい波風を立てながら東方へ走り去ったと言われており、以来、台風が東海・近畿方面を直撃しても、なぜか伊勢一帯だけは穏やかな天気であることが多いようです。


余談ですが……。

「伊」と日本語との関係で一つ紹介しておきますと、「伊」の偏(へん)から片仮名(かたかな)のイロハの「イ」ができました。

( ˶˙º˙˶ )ホォ〜

よく考えると「イ」「コ」「ナ」が見えますね

(ノ˶>ᗜ​<˵)ノ(笑)脳トレクイズにでそう💦


ではまた次のブログでお会いします🐝))