No.0347
(酬恩庵一休寺)

今日のテーマは


『ところかわれば』


七月からブログも五年目に突入するんですが、何か新しいことを始めたいと模索してました。


言葉もそうですが、所変われば暮らしや文化も変わってきます。

東京と大阪。関東と関西。大きくは西日本と東日本。

比べながら面白い点を紹介出来たらと思います。


今日はその2回目


『包丁』


最近では、スーパーに惣菜が色々あって便利な世の中です。

平日、家では料理はつくらないという人が増えてるかもしれませんね〜。

でも包丁🔪くらいはキッチンにあるでしょう。


おなじみの調理器具ですから、日本中どこでも同じかと思いきや、意外と関西と関東では形が違うんです‼️(ノ˶>ᗜ​<˵)ノ


例えば、野菜を切る包丁です。

薄刃包丁

(上が関東の形、下が関西の形)

かつらむきや飾り切りをするときに使います。包丁の先が関東は角で尖り、関西は丸く鎌型になっています。

同じ名前の包丁でも形状が違いますね〜


その理由は東西の食文化の違いにあるそうです( ᴖ ·̫ ᴖ )


関西型の薄切り包丁は、刻む、剥くといった基本的な調理に加え、切っ先で飾り切りができる。

京都では野菜を多く使った繊細な京料理が作られていたため、この形が好まれたようです。

一方、関東では、繊細な細工に適した「むき包丁」という関東独特の包丁が使われます。



刺身包丁」にも違いが見られます
(左が関東の「蛸引き」、右が関西の「柳葉」)

板前の命ともいえる刺身包丁、関東と関西では形がまったく異なってます。
関東は「蛸引き」という四角形。
関西は先が尖った「柳刃」。

蛸引きは関東の肉厚に切る赤身分化に対応しているとの事。
一方、白身魚が主流の関西の柳刃はふぐの薄造りや多彩な切り方に適しているそうです。

余談ですがこんな調理器具にも違いがあります。( ᴖ ·̫ ᴖ )
(左が東型、右が西型)

じつは卵焼き器には東(あずま)型と西型があります。
東はほぼ正方形で角型、西は長方形で角長型といいます。 
 厚く巻く関東風は、たっぷり卵を使い一発で返す。
薄く焼いてふるふるした食感にする関西風は、何度も返すので細長い方が巻きやすい。
つまり調理のしやすさが形に表れているんですね。

ところかわれば品変わる( ᴖ ·̫ ᴖ )ですね〜

(☆写真は一部お借りしてます)

ではまた次のブログでお会いします