No.0310


(酬恩庵一休寺)

今日のテーマは

『言葉感想文』


言葉が伝えようとしている本当の意味を、あくまで私個人の感想として伝えたいと思いました。f^^*)

 

日本語の単語の中には、その由来を知ると幸せな気分になる言葉があります。(^ ^)

皆さんも一語一語と向き合ってみて下さい。

きっと温かいものが胸に沸き上がります。

(*˙︶˙*)☆*°


今日のことばは


『つとめ』


「〇〇するのは私のつとめだ。」

「〇〇につとめて参ります。」

などと、日常でもよく聞くフレーズです。


「つとめ」という言葉は、漢字で書くと「勤め」「務め」「努め」……などの書き分けがあることでもわかるのですが、「勤労」「役目として行う仕事」「励むべきこと」といった広い意味を持ちます。


語源を探ると……。

「つと」は早朝のこと。

「冬はつとめて」は清少納言の随筆「枕草子」の一節で、「冬は早朝がよい」という意味です


もともとは早朝に仏教の勤行をおこなうことを指した言葉でした。

だから、どの意味の中にも、怠けたい気持ちと抗うニュアンスが感じられますよね。


私もすでに「アラ還」と言われる年齢ですが💦今までの人生を振り返り思う時に、いつも思い出す言葉があります。


それは「つとめを果たす」という言葉です。

この言葉は大好きです。


優勝、成功、達成といった言葉は、それ自体は大変貴重なことですが、そこに手が届いた人と届かなかった人の間に線を引くようにも思えます。

でも「つとめ」は人それぞれです。


華々しい勝利や成功に縁がなくても、自分がやるべきだと思った行動を怠けずに続けた人は、誰でも「つとめを果たした人」になれるからです。


人間国宝の桂米朝さんの名作落語に『地獄八景亡者戯』というのがありますが、そこには亡者を裁く閻魔大王が登場します。

私の勝手な想像ですが、あの世で私たちを迎える閻魔さまは、名声や財産などには興味がなく……ただ一つ


「つとめを果たしてきたか?」


と聞くのではないでしょうか……。


そのときに「はい( ᴖ ·̫ ᴖ )」と胸を張って答える誇らしさを思うと、日々襲い来る怠け心に結構立ち向かえる気がします。


今日も怠け心を封印して、つとめを果たしてきたいと思います。


文文雅雅


今回の感想文はうまくまとまりましたかね?(=^^=)?


つとめを果たしてきたか?


どうぞ皆さんご意見お願いします。(^_^)

(☆写真は一部お借りしてます)
ではまた次のブログでお会いします。