こんにちは、ご訪問頂き有難うございます(^-^)
漢字のブログを別に書きたいと思いました。
漢字に纏わる色々なことをコーヒータイム☕✧にでも読んでもらう程度の四方山話が出来たらな〜と思ってます。
『漢字倶楽部6』
第六回の今日は、
『この言葉なんの略?』
普段皆さんが使っている言葉は略語である事が多いです。
例えば『教科書』『経済』
皆さんに馴染みの言葉ですが正式名称ではありません。
『教科書』は正式には「教科用図書」といい、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校などの学校で教科を教える中心的な教材として使われる児童生徒用の図書のことです。
『経済』という言葉は、「経世済民」を略したものであることはご存じのことでしょう。
経世 済民とは「世を経(おさ)め、民の苦しみを済(すく)うこと」です。 私は経済学部生の 時に初めて知りました💦。
では次の言葉はどうでしょう。
『割勘(わりかん)』
割勘は皆さんご存知ですよね?
食事に行ったり、飲みに行ったりした時の会計の際に使われる言葉です。(*^^*)
でもこれが略語だと知ってる人はどのくらいいるでしょうか❓
正式な言葉(略される前)を考えてみてください。
正式には……。
『割前勘定(わりまえかんじょう)』
です。
日本では馴染みのある言葉で、会計方法ですよね?
では世界ではどうでしょう(o・・o)/
「割り勘」の概念が存在しない国、または、直接的に「割り勘」を指す単語や成句が存在せずに「分割」「共有」の意味の語を当てはめている国もあり、世界的に見れば、代表者1名が全額支払うことのほうが多いそうです。
中華人民共和国、大韓民国では割り勘を申し出ることが相手を侮辱する行為となることもあるようです。
エスニックジョークとしても、日本人の見分け方に……。
「食事の後に計算機で支払い金額を計算して割り勘で支払うのが日本人」
というのもあり、「割り勘」は日本での普及が高く、他の地域では普及していないということでしょうね。
では日本ではなぜ割勘が馴染んでいるかと言うと、いくつか説があります。
そのひとつは 、割前勘定、即ち「割り勘」を考案したのは江戸時代の戯作者・山東京伝だと言われています。
彼は友人との飲み会の最中でも頭数で代金を計算していた事などから、当時「京伝勘定」とも呼ばれたようです。
もうひとつは、日露戦争開戦頃に流行した言い回しとして「兵隊勘定」がありました。
これは「明日は戦場で生死も定かではないから、同じ兵隊同士、貸し借り無しに均等に負担する」という考え方から来たとのことです。
いずれにしても、日本では古くから割勘の風習があったということですね!
漢字に纏わることを書いて行けたらいいな〜と思ってます。
ではまた次のブログでお会いします