こんにちは、ご訪問頂き有難うございます(^-^)
言葉が伝えようとしている本当の意味を、あくまで私個人の感想として伝えたいと思いました。f^^*)
日本語の単語の中には、その由来を知ると幸せな気分になる言葉があります。(^ ^)
皆さんも一語一語と向き合ってみて下さい。
きっと温かいものが胸に沸き上がります。
(*˙︶˙*)☆*°
今回の言葉は
『雨宿り』
買い物しようと街を歩いていたら突然の雨。
とりあえず近くの建物の軒下に駆け込んだけれど、すぐにやむ気配はない・・。
そんな時、皆さんの心にはどんな言葉が沸いていますか。
「ついてないなぁ〜」「天気予報では晴れるって言ったのに」といった恨み言を繰り返しても、表情が険しくなるだけ。
通りを行き来する人々にそんな顔を見られるより、少しでも心が和む言葉を思い浮かべましょう。
それは「雨宿り」という言葉です。
はっきりと声に出さなくてもいいから、口の中で「では、ここで雨宿り」と言ってみてください。ちょっと気分が変わるはずです。
「雨宿り」の「宿り」とは、旅先での宿泊のことです。
最近は使われませんが、江戸時代の人々を描く時代劇や落語の中では「今宵の宿りを乞う」といった形で出てくる言葉です。
だから「宿り」という語を口にしたとたんに、私たちの心は知らず知らず古の日々にいざなわれます。
時代劇の『水戸黄門』には、主人公たちが宿場の旅籠に泊まって雨が止むのを待つ、という場面がよくあります。
列車も車もない時代の旅はのんびりしたもので、雨が降ると濡れて体調を崩したり泥道で転んだりするのを避けるため、最寄りの宿場で宿をとって休む旅人が結構いたそうです。
ときには何日もそこで過ごすことになります。
ずいぶん呑気な話ですが、旅人たちはそこで出会った相手と、目的地や街道、またそれぞれが暮らす地域についての情報を交換し、そうした交流も旅の楽しみの一つでした。
上方落語の『雁風呂』に出てくる水戸黄門さま御一行も交流を楽しんでおられます。
知らない者どうしが友情を育み、時には恋も芽生えたでしょう。電話も、メールもなく、誰にもせかされないそうした旅を思うと、いくばくかの羨望を覚えます。
ビルの軒下でにわか雨をやり過ごすのはせいぜい数十分ですが、その名は「雨宿り」。
だから、この言葉を意識してその風情に身を任せれば、私たちはこうした古き良き時代の空気を感じることができます。
そして、同じ軒下にたたずむ人がいるときは、ふだんなら見知らぬ人には感じない親しみもわくのです。
文文雅雅
今回の感想文はうまくまとまりましたかね?(=^^=)?
どうぞ皆さんご意見(採点)お願いします。(^_^)
ではまた次のブログでお会いします!