シュレーディンガーの猫~量子コンピューター | herken project

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つれづれと空ぞ見らるる思ふ人あまくだりこむものならなくに

捨て果てむと思ふさへこそかなしけれ君に馴れにし我が身とおもへば

逢ふことを息の緒にする身にしあれば絶ゆるもいかが悲しと思はぬ

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僕はどこにでも居るし、何処にもいない…ってHELLSINGではありませんが

たまに聞くこの「シュレーディンガーの猫」って何の事だか知ってます?

って聞いた事も無いと言われればそれまでですがm(__)m


思考実験の事で

ノイマン-ウィグナー理論に対する批判として、シュレーディンガーによって提出された物です。

「シュレーディンガーの猫」と呼ばれ量子力学が引き起こす奇妙な現象を説明する際の例示に用いられることです。

ここでノイマン-ウィグナー理論って何?と言われると長々とした説明に成るので割愛しますが

平たく言いますとシュレーディンガーと言うおっさんが量子力学の、これまでの「常識」とは

大きく異なる概念を持ち込んだのです。(凄く乱暴ですな~)

それはなに?と言うと

「シュレディンガーの猫」は、原子核の崩壊を検知すると毒を入れたビンが割れるような

装置と猫とを、箱の中に一緒に閉じ込めたとき

箱の中の猫はどういう状態になっているかを想像してみようという話です。

量子力学では、原子核の崩壊も重ね合わせ状態で表現されます。

「崩壊する」と「崩壊しない」の二つの場合は、ある確率で同時に存在しますから

猫が「生きている」か「死んでいる」かについても重ね合わせ状態ということになり

箱を開けた瞬間にどちらかに収縮することになります。

これは、エネルギースケールの小さいミクロな世界だけでなく

私たちが普段接している多数の量子が関わるマクロな世界でも

量子力学的な事象が起こり得ることを示唆してる事に成ると言う事ですが…

何となく分かりました?

もっと簡単に言うと冒頭の「僕はどこにでも居るし、何処にもいない」と言う矛盾が

有り得ると言う事を示したものです。


そしてこの実現が難しいとされる「シュレディンガーの猫」状態にある光の量子

テレポーテーションに東京大学が成功させたなんて記事も有りましたが

殆ど話題に成りませんでしたね

量子テレポーテーションとは、ある場所でブラックボックスに入れたものを

バラバラにして得た情報を使って

別の場所のブラックボックスの中で全く同じ物を粒子から組み直す技術です。

この原理を応用すると量子コンピュータ何て言う化け物も可能に成って来ます。

今のスーパーコンピューターが計算機レベルに成ってしまう事くらい凄い事らしいですよ。



でもね…これが実現すると、今までの概念は総崩れになり、ちょっと恐ろしい現実を

見る?知る?事に成ります…



その事は興味が有るならご自分で調べて下さい。