お祭りの朝、穏やかな風の中始まった。

神輿は境内の真ん中に鎮座され。人の集まりを待つ。



 子供神輿は、先頭で、いち早く出発を待つ。華を添える花飾りは少しずつ強くなった風に揺られ、神輿の出発を待つ。



 町を練り歩く神輿。通りの、家の垣根の向こうに、縁側を広く開けた家。その向こうに祭壇がみえる。縁側に一人座った奥さんが「夫が神輿を見たい」と縁側を開けて待ってたと言う。
 


 祭りをやって良かった。帰り道、なぜか涙が出た。