今日。
13年ぶり(確か?)に私の癌を最初に発見した病院に行った
大学病院を「卒業」するとき、医師に言われた。
「これでココは卒業ですが、2年に1度は地元の検診受けて下さい」
なので、行ってみた。
頸癌検診である。
え?その「見逃してた」病院しかないのか?
(私は癌発覚まで2年くらい、地元の婦人科で検診受けてて
発見遅れました)
うん。婦人科に特化したとこは無いのである。
僻地だから。( ̄д ̄)
13年まえ、この先生が「私が予約とる!どこがいい?」
意気込んで取ってもらい紹介状も書いてくれた。
その先生(医院長)健在である。
私はもう死んでると、絶対に思ってただろうな~と
しれーっと問診票書いた。
カルテだって保存期間過ぎてるし。残ってないだろうと思った。
うん。甘かった。
呼ばれて診察室に入った時。
机の上には、最初(13年前)のカルテ、その後大学病院から返ってきた
報告書。山になって出てた。
紹介状を書いた病院には、その後の経過(術式とう)が返るらしい。
私「先生。生きて帰って来ました~」と呑気に言って椅子に座るワタス
先生、ぜーんぶ覚えてた。うっそー!
医「いま・・・いまの状況・・・・」
と先生の質問も、どっからしたら良いんだ感満載である。
私「いま、今は何処にも後遺症ひとつ残ってない
健常者です!」
この後、実は少しだけグッと来た。
医「・・・よかっ・・た~」
抗がん剤の様子や、手術の様子。
転移してたリンパ節の話し。
全て、私が話すのを、うなづきながら聞いていてくれた。
医「そうか。主治医は誰だった?抗がん剤はフルで打ったんだね
主治医は体力がある!と踏んだんだね。」
私「ボロボロになりましたが、6回はやるよ!って言われまして」
医「そう・・医療者から見れば、ステージが悪いと本当に効果が分からない
抗がん剤を、どれだけ打つんだ。本当に打って良いのか?
考えるもんなんだ・・・そうか。主治医が思い切ったんだね」
うん( ̄д ̄)
かなり実験的なニオイのした主治医の言葉だったがな。
私「奇跡的って言われて、せっかく拾った命。大事に生きてね。って言われました。」
医「奇跡・・・そうだね、言いたい気持ち分るよ。
生きて帰ってきたドコロじゃないよ!こうなったら長生きしてもらいたい。
仕事も出来てるの?」
私「はい!酒ものんでます」
心からほっとしたんだろーなぁ(ヒトゴト?)
なんせ、発見が1年くらい遅れたもんなぁ。
先生なりに、気にはしてたんだろ~なぁ(ヒトゴト?)
内診して(そのさなかでも会話してるし)
医「うん。いいね。良い手術してもらえたんだね」
私「時間が予定の2倍かかってました」
終わって
医「結果はすぐ出るけど、心配なら来て。
そうでもなけりゃ郵送するね」
私「もう急ぎませんから。待ってます。」
つか、これで何か出ても。もう淡々と治療しますよ。
医「じゃー来年また来てね。これからは何かあったら直ぐ来て
ここで診るからね」
私「えっ!年1ですか!」
2年に1度で充分だろ!と思った。
医「うん?毎月でも良いけど」
い・・いやいやいや。
そっちかーい!
いつか。
生きて帰ったら。
この先生が現役のうちに、ほっとさせてあげようと。。
ちがうな。。
せんせー死んでると思ってたでしょー!
生きてるよ~ン。
て、言いに来たかったんだよな。
ながーい長い。ミッション・クリアである。