まずは、ご覧いただく前に“化けさま心”(アタシの推察)の予備知識をご紹介させていただきまして。
化けさまとの会話で、伏魔殿の各お宅の新築邸宅の話になると、言葉の端々に、「ワタクシ共の豪邸は、オタクラのマッチ箱邸宅よりも、お値段が高いんですのよ!」の、思いがあるんやな、と、読みとれた。
で、
化けサマのお宅に招待されたので、我が家にも招待しないといけない。
なので、“招待”と言うよりも、ただ来ていただいただけ。
アタシは、付き合いは等身大がええ!と、思っているが、ばけさまが初めてお見えになられるので、スーパーのガラスショーケース?に上品に陳列されている洋菓子、和菓子を買うてきた。
我が家には、アフタヌーンティセットもないので、ふつーのお皿に洋菓子、和菓子をを盛って。
化けさまのお宅のように毎回(その後も)“デパート”で購入された上品なお菓子を準備すると、付き合いがしんどくなる。
化けさまが、とっーても、にこやかに、(*⌒▽⌒*)デパートから買われたであろう、洋菓子の手土産を品よく持たれ、門から玄関に辿り着かれるまで、砂利一個まで“褒め称える”勢いで褒め称えられていた。ヾ(@^▽^@)ノ
我が家は、ダイニングリビングになっていて、狭い。
なので、ダイニングリビングより、少しだけ広い和室に案内した。
ら、
「あんたは、ミーヤキャットか!」と突っ込みを入れたくなるように、o(・_・= ・_・)oキョロキョロと、見渡され、
「私の家より、温かい造りですねぇ、すばらしいわぁ」と、身振り手振りヾ(^▽^)ノで、絶賛。
畳の縁まで、褒められた。(o(-゛-;)
あ、たまたまあった“ハッピーターン”も出していたら、「まぁ、珍しいお菓子ですね」と、褒められた?(笑)
化けさまにしてみりゃ、うさが、
『豚も煽てりゃ木に登る』
『馬鹿と煙は高いところに登る』
ってな、もんだったのでしょうが、豪邸にお住まいの化けさまから、褒められれば、褒められる程、馬鹿にされているようだった。
ここから、伏魔殿の土地が開発されている時に、隣の丁(丁目:美咲の呼び名)に建て売り住宅が建てられていた、話になる。
伏魔殿の土地を購入して、家を建てるより、美咲の建て売り住宅(我が家と同じ住宅メーカーも参入)を購入した方が安いのではないかと、我が家担当の方に、いのぶが尋ねると、「美咲は、西園さん宅の費用より、壱千万円ほど高い」と、応えられた。
だが、
蓋をあけると、美咲の建て売りの方が、我が家の新築より壱千万ほど安かった。
で、化けさまとの会話に戻るが、なぜ、伏魔殿に越してきたか?の話から、化けさまが、
「美咲の建て売りは、高かったですよね、我が家の家より、九百万円も高かったわ、、、西園さんのとこもそうでしょう」
と、同意を求めるように、言われたが、
「ううん、ウチは細部細部にこだわりましたので、美咲よりも、壱千万円ほど高いですよぉ」
と、言い、先の住宅メーカーの担当者の方といのぶの会話をして差し上げたら、
「そうなんですのぉ」
と、言われ、その話は終わった。
そして、そして、忘れもしない、翌朝、6:58分のこと。
インターフォンが鳴り、見ると、キレイに化けられた化けさまが立っておられた。
門に出て行くと、家の値段をご主人さまから、『明日朝、早くに訂正してきなさい』と、言われたから、訂正に伺いました、と言われ、ご主人さまが言われていたこと、以下内容を話された。
「美咲の建て売り住宅より、九百万円も安い家って、どんななの!?と、西園さんに思われますよ」
「外構も入れると、美咲より壱千万円以上も、高いです」
「西園さんが、『化けさん宅は、建て売り住宅よりも、安い家』と、どなたかに話されたら、すぐ噂が広まりますよ」
と、叱責を受けたと。
いらんことだが、同じ生まれ年だけに、ご主人様も、いのぶのようなしゃべり方をされるんか!と思った。(笑)
「わかりました、わざわざ、ご丁寧に有り難うございました」と、アタシは、忙しいから、“はよ帰り~”のオーラーを放っていると、
「あの~、もう、どなたかに話されました?」と、きた。
チャーンス!
また、化けさまと我が家で話した日の話になるが、美咲の建て売り住宅の値段よりも、我が家の値段が高い、言い換えると、
『化けさまの豪邸より、マッチ箱の西園の家が高い』になる。
だから、不愉快になられたからだと思うが、
「西園さんのお宅は、玄関だけが広いですね!」
「お客様が5名来られたら、どこにご案内されるの?」
と、い・や・みを言われた様にアタシは解釈をした。
オトナな対応ではないが、今、仕返しせんとあかん!
「あ~、遅かったですぅ~、昨日、化けさんが、お帰りになられた後に、皆さんで立ち話をしていたら、伏魔殿には美咲の建て売り住宅より、安いお宅はないですよね、の話になって、私が、『化けさん宅は、九百万円安いようですよ』と、言いました、化けさんから口止めもされていませんでしたから、すみませ~ん」と、詫びた。
「えー、もぅ、話されたの!!」
「お願いですから、話された方々に、訂正してくださいぃ~~」
「分かりました」と、応えると、お礼を言われ、一応は安心されたようだが、肩を落として帰られて行かれた。
あ、ワタクシ、立ち話はニガテですので、立ち話はしておりませんから、
『化けさまのお宅は、美咲の建て売り住宅よりも、九百万円安いらしい』とは、未だに伏魔殿では話しておりませんことよ。(化けさまの口調を真似て.笑)
化けさまご夫妻の様な方が、ご覧の皆サマ方のお住まいの、直径100メートル以内に居られます?
まだまだ、ドン引きする、化けさま“逸話”がありますが、また、いつの日にか聴いてくださいませ。