オーティスの
圧倒的パフォーマンス!
私としては、なんと言ってもオーティス・レディングです。やっぱりライブ、凄いや!
レコードで聞くのもいいのだけど、ライブの方が圧倒的に素晴らしい!
なみいるビッグネームの中にあっても、傑出したパフォーマンスだと思います。
映画では「シェイク」と「愛しすぎて」の2曲が収録されています。
「愛しすぎて」は、バラードの本領を遺憾無く発揮して歌い上げてました!サイコーです!
ハートじゃなくて、
ギターに火をつけて?
それとやっぱりジミヘンかな。ギターに火をつけたパフォーマンスは聞いてはいましたが実際みてみるとやっぱり凄い!
凄いの意味は、常軌を逸してるという意味で
(笑)。想像では、「バカヤロー!もーふざけんな!火つけたろか!」みたいな、やぶれかぶれな
流れなのかなと思ってましたが、
実際はライター用のガスオイルをこっそり仕込んでいて、両手で持ってちょっとずつピュッ、ピュッ、っとギターに引っ掛けて、薪に種火をつけるように
そっと着火する感じが、なんか芸が細かいし、それでいて冷静ないたずら小僧みたいでしたね😅。
そして火がついた後のぶっ壊しパフォーマンスも、常軌を逸した凄まじさがありました。
速弾きシタールのテクは超絶!
それと、ラストのラヴィ・シャンカールの演奏もとても印象的でした。シタールを自由自在に扱い、その演奏法はロックギターの速弾きにも通じるものがあったし、演奏はとても長かったです。
そして、グレイトフル・デッドを思い出しました。その演奏の長さが、トランス状態といったら大袈裟だけどそれに近い雰囲気を感じました。
なんか、お客さんも、気持ちよくなってたのかな、そんな気がしましたね。
グレイトフル・デッドは、映画には収録されていませんが、このフェスに出演しています。
映画のラストにシャンカールを持ってきた編集の意図はなんなんだろう?
やはり時代が求めていたのか?ドラッグとの親和性からか?東洋的な神秘への憧れや傾倒か?
理由はともあれ、相当な存在感と支持があったのだろうことは間違いないでしょう。
因みにシャンカールは、やはり東洋人からなのか、ジミヘンやザ・フーのような楽器の扱いに対し、強い嫌悪感を表明していたようです。
早世した3人
そして、このフェスから3年以内に、ジャニス・ジョプリン、ジミヘン、そしてオーティスの3人が、若くしてあの世に旅立ってしまったことも、このフェスが記録としていつまでも色褪せずとてつもない魅力を放ち続けている理由の一つかもしれませんね。
以上です。