「できることなら短時間で大きな学習成果を上げたい」というのはほとんどの学習者に共通する願いだと思います。それには集中力が欠かせません。集中力をつけるには、だらだら学習でもそれなりに効果の出る暗記物よりも集中しないことには解けない問題に取り組むのが有効と思われます。

 以下はネットで拾った仕事算の問題です。


※ある水そうを満水にするのに、A管だけでは12分、B管だけでは24分、C管だけでは36分かかります。最初はA管とB管を使い、途中からC管だけ使って満水にしたところ、全部で15分かかりました。C管を使ったのは水そうに水を入れ始めてから何分後ですか。難易度☆☆


※解答例)

 A管とB管を同時に使えば1分間に1/12+1/24=1/8注水できる。

 A管とB管を同時に使う場合とC管だけを使う場合の注水能力の差は、1分間当たり、1/8-1/36=9/72-2/72=7/72になる。

 C管だけを15分使えば、15/36=5/12しか注水できない。つまり7/12足りない。

 7/12足りないということは、42/72足りないということになる。A管とB管を同時に使って埋め合わせるのに要する時間は42/72÷7/72=6(分)となり、C管を使ったのは水そうに水を入れ始めてから6分後である。