.一年振りですね、東京でお会いするのは。
O谷さんが上京と聞いて二つ返事でした。
お店は2度目のコートドールです。
前回は確かルロワのシャンベルタン1990とルソーの1983クロサンジャックのMg を持ち込んだ時です。
その時に生涯で最高の赤ワインに出会いました。
今回はその再現となるのでしょうか?
スタートはアンリオのスーべランをグラスで頂きます。O 谷さんは最近では大手のメゾン系の泡は殆ど飲んでおらず、殆どRMものしか飲んでいないそうです。
先ずアミューズはもはや定番のグリュイエールチーズと桜エビのカナッペ
最早この段階でO谷さんは泡を開けてしまいましたので
今回の持ち込みワインも抜栓です。
これが若旦那からのMg
Chambolle Musigny Les Cras Ghislaine Barthod Mg
白をボトルで
Saint Aubin Meurgers des Dents de Chien 2020 Larue
鹿とフォワグラのテリーヌ
そしてO谷さんのMgが。
でもテースティングしているO谷さんの表情が。。
私も飲んでみます。香りはピノの古酒らしいあのエロっぽい香りですが、口に含むとアフターに何かいがらっぽい感じが残ります。。
平目のムニエル ベーコンソース
そして私のワインです(写真を撮り忘れてしまい空瓶の写真です。汗)
Musigny 1995 G.Roumier
このワインは1999にパリのカーブ オジェで買った物です。
それから約四半世紀自宅のセラーで寝かせていました。
香りはまだ開いていません。口に含むと甘味が少し足りないような気がします。O谷さんが「まだ時間がかかりそうですね。」
そうこう言っているうちにメインになりました。火入れが素晴らしいですね。
フランスシストロン産子羊の鞍下肉のロースト
右がルーミエ 左がバルト ルーミエの方が透明感がありました。
ルーミエは最後の方になってようやく少し甘味が感じられてきましたが、かつてレストランで頂いた83のミュジニーのように果実味がしっかりとして濃密ながら奥行き感のある優美なワインとは違うと思いました。何か表現としては適切ではないですが、風邪をひいているかのようなワインでした。同じ95ならルロワの方が美味しかったと思います。(PPではルーミエの方が上でしたが)
デザートは頂かずにチーズをいただきました。
さて今から1ヶ月以上も前のことでコメントはあやふやです。ただし美味しかったか、さすがルーミエと言えるワインかというとNoでした。
ルーミエのミュジニーというとレアなワインで飲みたい方は多いと思います。もし手に入るとしても天文学的な値段になる事は間違いないです。(大袈裟ですね、でも当時のの価格からすると桁が二つほど違うでしょうが)
でも私が手に入れたころは確か日本円に換算してたぶん40〜50kぐらいだったでしょう。この値段なら、もしボトルのコンディションが悪くても諦めがつきますが,今の実勢価格ではどのような方でも失望しか覚えないと思います。
今回のワインはブではないと思います。
ワインはいつ飲んでもその時々の美味しさがあると信じています。でも今回のワインは期待値が大きかっただけに残念な結果でした。
でもこれがワインだから仕方ないですねとK谷さんが言って下さいましたし、O谷さんからは次回の時はまたMgを用意しますと言っていただきましたので、次回も楽しみです♪