さて前回から3ヶ月が経ちました。

今回泡がメインになりました。

AさんがRD90


aさんがRoses de Jeanne cote de Bechelin 2008


初参加のwさんがHenriot cuvée des Enchanteleurs 2000ーーー

そして私が

Les.Climat du Coeur Geverey Chambertin 1er cru 2009 (Dujac et Faiverey)




さていつもの、今日のフュメドポワソンです。

いつもの様に今日のベースのお味を確認します。

程よい脂と甘みが素晴らしいです。


スタートはローズドジャンヌです。

ピノ100%らしい穏やかな果実の甘みが滲み入ります。泡はリリース直後よりは穏やかになっていると思いますが泡が弱くなっいてもネガティブな面はまったくありません。時間と共にどんどんふくよかになってきます。

いつも思いますがほんとうにノンドゼ?という事です。そして酸もバランスよくあるのでこのワインはまだ寝かせて置けます。普通でも5年、泡が消えるところまでだとすると少なくとも10〜15年置いといても美味しく飲めそうです。



そして次のアンシャンテルールも頂きます。

下の写真の真ん中のグラスです。

最初に熟成香が感じ取れます。ナッツの香味からシャルドネの熟成を感じ取れます。最初はまだ開いていませんでしたが開いてくると味わい深いワインになって来ました♪


さてお料理です。最初はとうもろこしと帆立の擦り流し。

とうもろこしの純な甘味と帆立貝の擦り流しに含まれた帆立の旨みが相乗効果をもたらせれくれます。


せせりの焼き鳥と言ってしまうのには語弊があります。なぜならバルサミコ酢とピノ・ノワールをベースにタレを作っているからです。

昔焼き鳥屋さんで修業したというシェフの火入れは抜群でした。


そしてRD90です。最初は香りがまだ開いていませんでしたが、ヘーゼルナッツの香味を嗅ぎとれました。RD90は、ものによっては、シェリーぽいニュアンスがあることがありますが、これは状態が良いですね。

時間が経つにつれて香ばしさが満開です♪


これは素晴らしかったです。

一番下に青森県産の帆立がゴロっと敷かれており、次が英虞湾のはまぐり、そして一番上には淡路島のミル貝が乗っています。下に行くほどそれぞれの貝の出汁が出てきますが、最後は3種の貝のマリアージュですね。

 


久しぶりの自家製パンとバターです♪


ナポリタンですが、ただのケチャップで作られているのではありません。

伊予西条のトマトを使っています。普通は砂糖を使うそうですが、ここはシェフのこだわり、リンゴを擦りおろして甘みを出しています。それにパプリカを加えて作ったトマトケチャップです。

そして手前に振りかけてあるのがグラナチーズです♪

 
これが素晴らしい!卵の黄身が味わいを優しくしてくれます。そしてケチャップの甘みと酸味が程よくマッチしています。

これも美味しいかったです。

帆立貝と毛蟹で牛乳を煮出してペシャメルソースを作ってそれに淡路島のシャコを入れてグラタンにしたものです。(実は美味しくて写真を撮る事を忘れてしまいました。この写真はwさんから頂きました♪ありがとうございます)


そしてつぎの料理も

よこわ(マグロの幼魚)をバルサミコ酢の酸味とトマトの甘味と酸味とで味付けしています。ピンクの色合いが食欲をそそります

そして岡山の蔓草牛のハンバーグです。日本の和牛のルーツとも言われている牛の血筋を引いたこの牛は本当に出回ることが少なく、レアです。

とろけるような肉汁が味を引き立ててくれますが、脂ぽさはありません。赤身の旨味がしっかりとしています♪


デザートは徳島の黒蜜と丹波の黒豆のきな粉餅ですね。


あっ、赤ワインの事を忘れてしまいました。


香りには冷涼感が感じます。口に含むと、、思いのほかタンニンがしっかりとしています。
これは真の飲み頃に入る前の状態ですね。と言うのは香りには冷涼感がありますがアフターにはベリー系の甘みを感じたからです。でも口に含むとタンニンを感じるということは、リリース直後には充分感じたはずの甘みが時間と共に消えて来たタイミングだと思うからです。もう少し置いておけばタンニンがワイン自体に溶け込み、そして熟成を感じるスーボワのニュアンスが出て来るはずだからです。そういう意味では早すぎたですね。



シェフのお料理が素材の旨味を足して多層的な味わい深さを醸し出しています。

それゆえにこの3種類の個性的な泡はそれぞれの素材の持つ旨みをカバーしており、これらの泡3種類をお料理に

合わせることが出来て楽しかったですね。






皆さん本当にありがとうございました。

またこのメンバーで集まりたいですね。


そしてシェフ、またよろしくお願いします。