1年前にあのシェフと札幌にご一緒しました。
今年は2泊3日です。そして今回はNさんもご一緒です。
最初の日はこちら鮨一幸さんです。(⭐️⭐️)ここのご主人の工藤さんはシェフと同い年だそうです、そして工藤さんの書いた本をスタッフ全員に買って読ませたそうですが、その話しはここでは割愛します。
今や日本一と言って良いくらい予約が取れないお鮨屋さんです。
カウンター席8席だけの小さなお店ですが、中に入って食事を頂き、そのお話を聞くとかつて銀座盡で感じたあのお店の雰囲気を彷彿させてくれます。
店内はシンプルです、檜のカウンターに包丁がさりげなく置かれています。
そして器は全て透明なガラスのみ、工藤さん曰く「ここで色の付いたものは魚だけです」
檜のカウンターに塩とワサビが置かれます。
スタートは泡で
La Grande Annee 2007
良い色合いです。ブリオッシュの香ばしい香りに包まれた良い塩梅に熟成したワインです。
08がパワフルでまだまだ飲み頃というのには早いのに対して07はシャルドネの酸味が穏やかになって、ピノのふくよかさとバランスが取れています。
これも素晴らしいワインですね♪
スタートは鯛の切り身から、歯応えが良くてふくよかさがワインに合います♪
そして次はこの茶釜の様に見えるのですが実は焼き物でした。
その窯で蒸した蝦夷あわびです。
そして次がメジマグロに海苔醬油がかかった逸品
そして次が子持ちヤリイカのウニ詰
これは初めて頂きます。子持ちのイカはともすればイカのたまごの味が全面に出易いので余り自分からは頼みません。
でもこれは雲丹の旨味にイカの歯応えが完璧なハーモニーを奏でる逸品です。
珍味 ばちこ 泡以外に日本酒を頂きましたが、やはり鮨には日本酒が合うことを実感した一品ですね。
煮切り醤油を特製の刷毛で塗る為のバカラの器です。この刷毛がバカラの器の側面から流れる量が抜群だから選んだと。
カスゴ サヨリ サワラの3品。
サヨリは透明感のある味わいにカチッとしたい歯触りが素晴らしい
サワラは脂が乗っていますがしつこくなくてこれが3品の締めに来る意味が分かります。
そして次に来るマグロにうまくバトンタッチしています♪
剥がしマグロのトロ
筋のところを贅沢に切り落としているそうです。
これは脂の甘さと綺麗な酸味がまるでマグロのルロワか?と思わせてくれます。
雲丹ですが、工藤さんから海苔の風味が最後に感じますよ!と言われました。最初に雲丹のネットリとした甘味が口に感じます。そして喉を雲丹が通ったかと思うと確かび海苔のあのパリパリ感のある風味がアフターに広がります。(今年の海苔は不作なので昨年仕入れた海苔を使っているそうです)
そしてライムのスッキリとした酸味がしつこさを感じさせません。
小肌
酸味が良い仕事をしています。
そして白子にキャビア
思わず唸ってしまいます。
そして私がこれは食べた事がない帆立貝のほぐし握りです。
貝の新鮮な香りと味わいがとても美味しいという言葉しか浮かびません。
N さんが絶賛した穴子です。クリーミーな味わいと舌触りが初めての経験です。
玉子に
イカ
鯵
金目鯛
締めは干瓢巻きとマグロの巻き物
いただいた日本酒です。