これは初めての造り手ですが素晴らしいワインです。


Le Guellec  Ducouet Geverey Chambertin clos Champs 2020

2020らしい酸を感じますが、それだけではありません。生肉のニュアンスやほのかにスパイシーさも感じます。翌日ななると赤系果実が満載です。アフターにややタンニンの苦味を感じますが、ピノらしい甘やかな香味に酸が裏打ちされていて思わずグラスを空けてしまいます。



ボトルが見えているのは最終日の2020のデュガのACブルです。

このワインと比べるとさすが村名だと思ってしまいます。

デュガのACブルが単調に感じるからです。


3日目、以降になっても酸味、甘味と仄かなタンニンによる苦味が絶妙なバランスです。

ここの畑は確かシャンポーの真下だけの事はあります


この造り手は2019がファーストヴィンテージです。

【インポーター資料より】

ジュヴレ・シャンベルタン村の「ドメーヌ・アンリ・マニャン」の当主で、同村の栽培者組合長兼アペラシオン保護管理委員会のプレジデントを務めるシャルル・マニャンが、「間違いなく凄い生産者になるから」と熱烈にお薦めしてくれた新星ドメーヌです。
ル・ゲレック家は、ジュヴレ・シャンベルタン村に北接するブロション村に1910年より続くぶどう栽培家の家系です。1991年の2代目翁の引退に伴って、畑をジュヴレ・シャンベルタン村の「ドメーヌ・ジャンテ・パンジオ」にフェルマージュ賃貸していましたが、2018年の契約期間満了を機に、フランス国立衛生安全局の農業技師として植物保護の研究に従事していた4代目ミカエル・ル・ゲレックが継承することになりました。醸造家としての新しい人生を歩むことを決断した彼は、上記「アンリ・マニャン」のシャルルの下で修行した後「ドメーヌ・ピエール・アミオ」で栽培に従事していた元義兄のアルノー・デュクエとともに、「ドメーヌ・ル・ゲレック・デュクエ」を設立し、2019年より自身のワイン造りを開始しました。
植物保護や環境保全の必要性を誰よりも理解しているミカエル、そして自然をこよなく愛するアルノーは、継承直後から実質ビオロジックの厳格なリュット・レゾネ栽培を開始。翌2019年には、畑に限らずドメーヌ運営のあらゆる点において高度なサステナビリティが求められる「Haute Valeur Environnementale(高い環境価値)」の最高段階「レベル3」の認証を取得しました。


「私の下での修行を希望する、無数の醸造家の卵たちを受け入れてきましたが、その後友人と呼べるまでになったのはアルノーだけでした。畑では、まるでぶどう樹を慈しむかのように心のこもった仕事をしてくれました。醸造所では、誰もやりたがらないような面倒な仕事にこそ進んで取り組み、かつ、すべてが正確でした。私が出張などで一定期間ドメーヌを留守にする間、鍵を預けられたのは、彼だけでした。アルノーとミカエルの独立後、ファーストヴィンテージの「ジュヴレ・シャンベルタン2019」を樽から試飲させてもらったのですが、シルクの衣のように上品な口当たりに衝撃を受けると同時に、まるで彼らの人柄が表れているかのような、優しさに溢れたナチュラルな味わいに心を打たれ、ちょっと泣いてしまいました」(シャルル・マニャン)。


  


このワインはほとんど一級にレベルにあるワインです。9K台の値段で買える(お店もありますが、殆どのお店が11K 台です。それでも安い!)ワインとは思えません。ただしデビューした年が2019というのはラッキーだと思います。でも本当実力があるかどうかは、並(以下)のVTでどう言うワインを造るかだと思っています。
2021などを飲む機会があれば試してみたい造り手でした。