休んだ翌日は雨でもあり、車で出勤しました。

朝、部下に休んで迷惑を掛けた事を謝ってから打ち合わせです。A氏は昨日出勤したのでこの日は休みとの事。

部下から「昨日、人事課長がこちらに来られたので1時間ばかりお話をする機会を頂きました。
その時にどうしても人手がもう1名分足りず、今回採用する職員の指導も出来ないと伝えました。また申し訳ないですが、課長の件もお話ししました。今、一人でも倒れるとカバーする人がいないと。」


「分かった。午後に本部で会議があるので、その前に人事課長に時間をもらい、できたら◯◯長に直談判してくる!」


直ぐに書面をしたためるとともに電話をして案件の説明をした上で、課長に時間をもらいました。



車で本部に向かいながら、もう1名の人員を確保出来なかった場合の対応を考えているとあっという間に到着。


直ぐに打ち合わせ室に入り、ひとしきり説明を終えると人事課長が

「実はお電話を頂いてから直ぐに◯◯長に状況を説明しました。」そして一瞬間を置いて

「OK頂きました!」(ノ゚ο゚)ノ

あれだけ難しいと言っていたこの件がなぜ?と言う思いで説明を聞きます。


「実は昨日M沢さんがお休みの時に部下の人たちと話をしてその内容も◯◯長に説明しました。」

要は部下がA氏は人手になるどころか、課の運営を混乱させていると言ったとのこと。それを聞いた◯◯長は「えっ?本人が言っていることと違うじゃないか!彼ら(部下)からAさんがいないと困ると言っていると聞いてたが。。」



また、前回の人員補充で側面支援をお願いした◯◯部長の「M沢さんは大丈夫ですよ。」と◯◯長に言って頂いていることも大きいと。


そしてさらにオドロキの事実が。。

「昨日、Aさんが突然やって来て人員部長に『M沢さん体調に問題をかかえているようだから、私が復帰してもいいですが』と言ったそうです。定年退職した人が管理職に復帰などありえない。」と部長は返答したそうです。」

「その話を部長が◯◯長に話したところ、ビックリされて一言『Aさんには引いてもらわないと行けないですね。。』といわれたとの事です。」


策に溺れた策士というよりも自分の事しか見えていないAさんの自爆劇でした。




そしてそれから1時間後に管理職だけの会議で◯◯長が訓示で

「これからは若い人たちがこの組織を担って下さい。そしてその中心となるのは今ここにいる人達です。でも健康には留意して頑張って下さい。」と言われてまるでこの2,3日間にあった出来事を示しているかのようだと気づいたのは私と人事課長だけかもしれません。




一方で、M沢直樹は多くの人たちに支えられていると自覚したとともに、その期待に応えて頑張らないとならないなと再認識して身が引き締まる思いでこのシリーズを終了します。

多分。。。(笑)


あとがき

今、療養を兼ねて増富温泉に来ています。
ここの宿泊客の多くはガンを患った人達です。
でも皆さん明るい!そして優しさが滲み出ています。
そういった方々と接するだけでこちらも朗らかになり、自然と笑みがこぼれて来ます。

人生いろいろ、色々な出来事にこれからも遭遇するでしょう。
それらは人生全体からみれば、ほんの一瞬です。

何があっても目くじらを立てずに彼らのように達観して、常に優しさを持った人間になろうと心に決めたことを書いて、筆を置きます。

平成26年4月20日 山梨県 増富温泉 不老閣にて