昔は、白ワインを開けると瓶の底にびっしりと酒石が残っていたワインが多かったように思います。
最近はというと、あくまで印象ですが、酒石が残っているワインはあまり見ないような気します。
そこで、体調がすぐれない日曜日は、ワインの点検としてチェックしてみました。
1.最初のボトルは
瓶の底の右側にみえるのは、酒石ではなく、澱のような浮遊物です。
2.次のボトルは
これは確かに酒石でした。
3.最後のボトルは
なんという酒石の量でしょうか。正直感動しました。
全体的には、1のような澱がある白ワインは多いですが、3のようなものはもちろん、2程度のボトルも少なかったです。
最近のワインは、瓶詰前に酒石が出ないようにコントロールしているようです。つまり酒石酸を減らしているということです。それは、今のライフスタイルに合わせたワイン造り、つまり、買ってきたらすぐにのんでもフルーティーで美味しいものを目指しているということだと思います。
酸がしっかりしている造り手で思い出すのが、ラモネです。79年のモンラシェはの3の写真のような酒石がたっぷり残っていたのが、今でも思い出されます。
最近のラモネは、果たして酒石がたっぷりでるワインなのでしょうか?手元のワインは最近のものしかないので調べられませんでしたが。。
最後に 1,2.3のワインは次の通りです。
1
1992 Corton Charlemagne Domaine Coche-Dury
2
1995 Chevalier-Montrachet Domaine D'avenay
3
1996 Batard Montrachet Domaine Niellon
まだ、いつ開けるかは決めていませんが、飲む順番は1→2→3の予定です。