うちの近所に猫のおばあちゃんと呼ばれる人がいます。
とてもやさしく情にもろいおばあちゃんです。
そのおばあちゃんは猫が好きで23匹の猫を飼っていました。
何でも道端に捨てられた子猫や、猫を飼えなくなった人がこのおばあちゃんのところに持ってくるので
自然と猫が集まるようになり増えてしまったそうです。
基本的には野良猫たちです。
そのおばあちゃんの家の通りは猫ロードと言われ通りかかる人は猫をなでたり、餌をあげたりする人で和みの絶えない場所です。
私の家族もよく立ち寄っては猫に癒されていました。とくに息子2人は猫好きでその場に1時間、2時間いたりして自分のお気に入りの猫に勝手に名前をつけてかわいがっていました。
上の子になついてた猫はチャトラ、下の子になついていたクロいう名前で呼んでいたのです。
ところが昨日、いつものように猫に会いに行こうと猫ロードにいってみるといつも日向ぼっこで和みの場所はがらんとしていて、一匹もいないのです。
「きっと寒いから家の中にいるんだよ」
なんて話ながらおばあちゃんの家の前に行くと、おばあちゃんが2匹の猫を連れて出てきて話してくれました。
「いつもありがとね!来てくれたんだ。実はね、猫ちゃん2匹しかいなくなっちゃったんだよ。」
「猫ちゃん達、もっといっぱい遊べる広いところに引っ越ししたんだよ!」って。
おばあちゃんはいつものように息子2人に魚肉ソーセージをくれて「残った2匹にあげてね」と言い
なんだか元気のない様子でその場に立っていました。
おばあちゃんは子どもたちの事を気遣いそう言っているんだと感じたので、息子たちに聞こえないように「もしかして保健所に連れて行かれたの」と聞くと「そうなんだよ近所から苦情の連絡があったということで、昨日突然来て「残念ですが猫を処分しますので」といって連れっていったとの事。
「小さいがカゴに押し込められて車の中に連れて行かれたんだけど、もの凄く大きな声で最後まで猫たち叫んでたよ!あの声は忘れられないね」
なんかその情景を思い浮かべるだけで胸が締め付けられそうな思いだった。
確かに隣近所からすれば迷惑だったんだろうなというのもわかるが、それにしてもという想いも。
そもそも飼い主が「かわいい!」といってかって手に負えなくなったら捨ててしまった猫たちだから。
同じこの世に生きるものが、人間の勝手で処分されるなんて・・・・・・・・。
もうあの猫たちには2度と会えないんだなと思うとやりきれない1日でした。
猫チャトラ
悲しい出来事でした。
