おはようございます♪
今週もブログにお立ち寄りくださり、ありがとうございます!
今週は、この本をご紹介します♪
目次
チャプター1 瞑想を始めよう
チャプター2 マインドフルネス瞑想 実践のコツ
チャプター3 マインドフルネス瞑想のしくみ
チャプター4 もっとマインドフルに生きるために
「チャプター4 もっとマインドフルに生きるために」より抜粋します。
感情と思考を分ける
例えば、あなたが人前で話すとき、強い「不安」や「緊張」を感じていたとします。
この「不安」や「緊張」を直接操作しようとすると、かえって混乱します。
しかし、その緊張のもとにある「考え方」を自分の意思の力で変えることはできます。
もしも、緊張していたときに、
「緊張してはいけない、失敗してはいけない」
「人からよく見られなければならない!」
と考えていたことに気づいたら、その「思考」をゆるめていきます。
「緊張してはいけない、失敗してはいけない」
→「失敗しても、死ぬわけじゃない。緊張してもいいから、想いはしっかり伝えよう」
「人からよく見られなければならない!」
→「人からどう見られるかよりも自分らしくいこう」
などと、考え方を変えていきます。
もう一つ例を挙げましょう。
仕事上で失敗をして上司に怒られたとします。
その出来事から、
「人生終わった…自分なんてだめな人間だ…」
と考え、過剰な「不安」や「劣等感」が湧いてきていることに気づいたとします。
この場合も、「不安」や「劣等感」を直接変えようとするのではなく、その出来事に対する捉え方や考え方を変えていくようにします。
「人生終わった…自分なんてだめな人間だ…」
→ 「失敗をすることで、人が成長できる」
と考え直すと、「不安」や「劣等感」が弱まり、心は安定し、「向上心」を感じるかもしれません。
無理に感情を変えようとすると自分を否定したり、抑圧することになりますが、その緊張の原因にある出来事に対する捉え方、考え方、または行動を変えていくようにすることで、結果として感情も変わっていきます。
ネガティブな感情が繰り返し起こったり、極端に落ち込んだりしてしまう場合、そこにはその元となる歪んだ、偏った捉え方があるのかもしれません。
ここで大切なことも、やはりマインドフルに気づくこと。
順序としては、まず、ドキドキしたり、呼吸が浅くなる「身体感覚」や、不安といった「感情」に気づきます。
そして、その根っこにある「考え方」を観察します。
「人生終わった…自分なんてだめな人間だ…」
「…て思ったけど、これって本当?」
と、自動的に湧いてきた思考パターンにも気づきます。
その考え方を客観視し、必要があればそれを変えていく。
これを繰り返すことで、心が緩み、楽になっていきます。
ここまで書いてきたことをまとめると、次のようになります。
「感情」は直接、変えることができません。
しかし、その感情の元となる出来事や状況に対する「考え方」は変えることができます。
「この出来事に対する受け止め方を変えることはできるか?」
この状況をどう考えたらいいか?」
と、自分自身に問いかけながら、その状況に対する「考え方」を選択していくことで、間接的に「感情」をコントロールすることができるのです。
また、土曜日にお会いしましょう♪
安田菜穂
吃音のある方の発声・発音練習をオンラインで!(小学生から大人まで)
ご予約・詳細・お問い合わせはこちらから
スピーチセラピーねむ