さて、前回のレフト・アローンの記事で、ジャッキー・マクリーンに興味を持たれた方もいらっしゃるかもしれませんね。そんな方にも、彼のアルバムをご紹介したいと思います。

スイング・スワング・スインギン
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上にアップしたジャケットのアルバム、「Swing Swang Swingin'」が、私のお気に入りの一枚の一つです。題名は、当然、造語を含んでいますが、言葉の遊びも、また、ジャズの楽しみの一つですね。

全曲に亘って、マクリーンのアルトサックスが「BLOW !」していて、非常に聴き心地の良い、また、勢いもある、元気な時のBGMにもピッタリなアルバムです。

リーダーのマクリーン以外のメンバーも有名な人が多いですが、とにかく、マクリーンのアルトサックスがさく裂しているアルバムですので、特に触れません。

これだけ、スウィングするかのように、サックスを思い通りに吹けたら、さぞ気持ちよいことでしょうね。

2006年に他界されたジャッキー・マクリーンですが、1996年に、ピアニストの大西順子さんとも共演されています。(アルバム名「ハット・トリック」)

さて、話題は、このアルバムの曲に戻りますが、一曲目の「What's New」という有名な曲は、マクリーンも好きな曲だったようですが、実に大人の恋愛の機微を描いた曲で、私も好きです。「別れて、何年もたって、ばったり鉢合わせになったかつての恋人同士、『お変わりない?』と、さりげなく挨拶しながらも、実は、まだ相手のことを愛している、でも、もう、この次に会うことはないだろう・・」と、ドラマ風に言うと、そんな感じの歌詞の曲です。たくさんのアーティストがこの曲を演奏していますが、歌詞を聴きたい方は、一例として、ヘレン・メリル(Helen Merrill)という女性ヴォーカルの、「Helen Merrill with Clifford Brown」というアルバムの三曲目に入っていますので、聴かれてみてはいかがでしょうか?
helen merrill
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お付き合い、ありがとうございました。