名古屋市電の古い写真、1300型と2600型の写真を入手しました。昭和30年代から40年代初め頃に撮影されたと思われます。名古屋駅前と思われる場所で系統版数字は15系統で浄心行きの方向幕です。


1300型は1313号車。1300型は名古屋市電のボギー車中全長・自重共に最大の頑丈車両でした。ワンマン化されることなく昭和46年までに全車廃車となりました。

2600型は2603号車。戦時中の大量輸送を目的として連接車で製造されました。当初は前照灯がおでこ部分にあったのが、後に腰板部分に移設されたので、おでこが海坊主みたいな雰囲気になりました。引退間際はほとんどラッシュ時か団体輸送のみの出番になり、昭和44年までに全車廃車になりました。貴重な二枚の写真が入手できて感慨深いです。