滅多にまともな表現では、扱われることがないので期待しないんですが、ここんとこ2度も遭遇し、すごく両方とも真摯な登場の仕方だったので、書いてみます。

ひとつは、ご存知ガリレオです。
雨の日の訪問者は傘だけが、カメラ付きインターホンに記録されていて、怪しい容疑者でしたが、正体はもみのき会の宗教の勧誘の女性でした。

「も」の一言で、反応しちゃった。

もう一つは、海外ドラマです。
サイモン・ベイカー主演の堕ちた弁護士という作品。連続ドラマですが、サイモン・ベイカーというとメンタリストが有名ですね。
超イケメンですが、全く違う役柄で両方とも面白いです。

出てきたのは、弁護士役のほうです。
普段は、企業専門の弁護士なので利益優先なんですね。今回も企業の環境汚染をなるべく少額の示談金で解決する為に、ある家を訪問します。

出てきた少女は、プラダのスーツをビシッと身につけた主人公に、パンフレットを持って来てくれたの?と聞きます。吹き替えでしたから、原語で聞くとwatch tower?って言ってましたね。なぜ、そう思ったのかというと、こんな家にきちんとしたスーツで来るのは、エホバの証人しかいないとの事でした。違うの?と聞く少女に、小声でエホバの証人じゃないんだよと一言。申し訳なさそうな表情が、彼の良心をあらわしています。

で、その少女は、すでに病魔に侵されていて、余命いくばくもない状態で入院します。病院で交渉する為にやってきますが、彼の手にはものみの塔誌がありました。彼女はとても喜びます。

結局、書類を出せずに雑誌を楽しんでと言って帰っていきました。

すごく悲しいお話でしたが、主人公の葛藤はそのまま現実を感じさせ、考えさせられました。
ものみの塔誌が、そのままお金よりも価値のあるものの、象徴のような存在だったので、とても嬉しかったですね。

特にこのサイモン・ベイカーの役は、真摯さが彼をとても魅力的に魅せてくれます。現実はどうなんでしょうね。

雨の中でも、どんな場所でも世界中で同じ活動がなされているなぁと、感じた一時でした。

iPhoneからの投稿