大人にミステリーはツライのかもしれない | 1960+(50代3人による暇つぶしのお供)

1960+(50代3人による暇つぶしのお供)

玉下奴郎とその仲間たち、計3人のブログ。 音楽、映画、書籍、時事などなど、50代(1960+世代と呼ぶ)にまつわる話題をつらつらと。「暇つぶしのお供」にどうぞ。

いまや湯川准教授が登場すると、
それは福山雅治の顔と声でしかありえなくなった。

禁断の魔術

「シリーズ最高のガリレオ」と書かれているけど、果たしてそうか。
きっとそうなのだろう、作者が断言しているんだから。

シリーズもの、特にミステリーのシリーズものはとても難しいのではないか。
難解な事件とそのトリックを毎回提示しながら、
読者には「裏切り」「驚き」を与えるストーリー展開にしていかなければならない。

ガリレオシリーズは、マイペースな天才物理学者によって、
新しいミステリーの世界を拓いた。
今回の『禁断の魔術』も物語としては面白く、
あっという間に読了した。
しかしもう始めの頃のようなトキメキはない。

なぜだろう?
それは作者のせいではない。
きっと僕のせいなのだ。

50も過ぎ、さまざまな体験をしていて、
本やドラマ、映画などもそれなりの数をこなしていれば
ちっとやそっとのことでは驚かなくなっている。
本を読み始めてストーリーが転がり出すと、
頭の中では、何通りもの想定が生まれ、
厚みでページ数の残り少なさを感じると、
「そろそろシメに入るね」などと別のアングルからさらなる想定をする。
そんな読み方をしてしると、「おおっ!」は少なくなり、
「ふーん、やっぱりね」が多くなっていく。

犯罪とそのトリック、推理・・・
スレた読者を満足させるために、ミステリー作家の苦労ははかり知れない。


もしもいまシャーロック・ホームズシリーズを読んだら、どうだろう?
僕の読書の原点になった本だ。
まだ純真無垢(笑)、知識も経験もなかった小学生の僕は、
ハラハラドキドキ、驚きの連続だったが・・・
いま読んだら、あまり面白くないかもしれない。
そうならないよう、やっぱり読まないでおこうっと。


【本日の一曲】 ガリレオ オープニングテーマ


視聴率低迷にあえぐフジテレビ、がんばれ!


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スライド3  wrote by 1961_TM