久しぶりに取引先と会った席で…。
「あれ、足の具合がお悪いんですか?」
「え~、僕のFacebookを読んでないんですか? 先日、捻挫をしたって書いたじゃないですか!」
おいおい、FaceBookのアカウントを持っているからと言って、
アナタの友達申請を受けたからと言って、
アナタの書き込みをつぶさに読んでいると勘違いすんなよ!
でもTwitterでもmixiでも、こういうケースがあります。
SNSの普及で誰でも様々な情報を発信出来る。
自分の日常(何を食べた、何処へ行った、滑った転んだも含めて)を、
自分の好きなタイミングで好きな表現で発信できる。
でもこういう書き込みをする本来の動機は、
以前、1961_TMさんがこの1960+のブログで書いたように、
“僕は此処にいるよ”というメッセージの発信だと思う。
単に自分の備忘録なら、わざわざSocial=社会へ発信する必要はない。
手帳や日記に手書きで記すか、自分のPCのHDに記録しておけばよい。
従って書き込む内容で“自分はこういう生活をしてる”とか、
“自分はこういう人間である”というイメージ付けをしたいのだと思う。
先日、新聞の社会面に
“SNSで職場でのつきあい方に悩む人が目立っている”
という記事が掲載されていた。
先に述べたような「書いたけど、読んでくれてないの?」とか、
上司や取引先からの友達申請を求められるとか、
同席をしていた飲み会の写真を勝手にアップされたとか、
(その人はその飲み会に出るために他の予定を断っている)
まぁ、様々なケースが紹介されていた。
中にはその結果、本来は自由に投稿できる自身の“ウォール”へ、
特定の誰かが読む事を前提として本心とは違う事を書いたり、
上司や取引先の日記を “業務”と感じながら読んでいたり…。
(当然、“いいね”をクリックしなければならない!)
ソフト開発会社のジャストシステムがFacebook利用者900人に調査したところ、
上司や先輩などからの友達申請は「受けざるを得ない」という回答が31%だった。
ここまで来ると、明らかにパワーハラスメントに類すると思うが、
残念ながら上司や取引先の方にはその意識は希薄である。
SNSとは“ソーシャル・ネットワーキング・システム”。
社会的ネットワークをインターネット上で構築するサービスの事である。
まさに“社会”で起きている様々な事象が、デジタルの世界でも同様に起きる。
少なくとも我々1960+世代が若い頃には、
“ハラスメント”という現象はあても、言葉は一般的でなかった。
(ついでに“花粉症”も“アトピー”も言葉としては一般的でなかった)
それが“セクハラ”だの“パワハラ”だのと一般化して、
とうとうデジタルの時代にまた“ソーハラ”なる言葉が一般化されるのだろうか?
wrote by 玉下奴郎
