CSでの連敗は、

お仕事で見れませんでしたが。

 

尊敬する橋上秀樹さんが

みごとに阪神の戦いぶりを書いてられますね。

 

これは、単なる連敗の記事じゃなく

阪神の「一年間」に等しい内容でしょう。

 

【一部抜粋】

 

負けたら終わりのゲームでの

相手チームへのプレッシャーのかけ方、

細かい野球の部分の差だったのかなと思う。 

ベンチの指示があってもよかったのかもしれない。

 

本当に天性のセンスが必要なのは

打撃ではなく守備』だと、

名手と呼ばれた宮本慎也氏や石井琢朗氏らが口を揃える。

それだけ守備の技術の向上は難しい。

 

この差を生んだのは、

傾向を分析して構築されたチーム戦略だ。

 

配球を予測し、何を狙うかが絞りきれていなかった

 

巨人は、おそらく選手個々に

裏をかかれたら仕方がないくらいの腹をくくって、

『球種、コース、打球方向』などを指示していたと思う

 

つまり短期決戦での

勝負強さに違いが出たのは

チーム内競争の差』だと思う。

 

阪神はチーム内競争が激しいようにも見えるが(略)、

それが『本当の競争』だったのかどうか

 

 

**

かなり核心を突いた内容に、敬服です。

 

「育てながら勝つ」とは、矢野監督の理念。

それが「本当の競争」だったかどうかと。

 

これほど勝ち数を挙げながら

ファンの支持が得られない。

その理由が

ここにあると思いますね。

 

競争で勝ち取ったレギュラーというより

「育てる名目」での与えられたレギュラー。

 

ムードメイクは

上手くいったかしれませんが、

実質的に勝負にこだわる姿勢がなく

選手らに自由奔放を求めて来たに過ぎない。

 

コーチングの前に

もっとティーチングが必要では。

 

もっと選手らにゲーム中も

「指示」が出せるくらいに

首脳陣も勉強して欲しかった。

 

野球への執着や探求心、分析力。

これらが阪神に欠けていた。

 

ここがファンが抱く

物足りなさではないでしょうか。