阪神タイガース

「矢野&下柳」の対談が。

2013年10月「単行本」になっていた。

 

 

 

たまたま図書館で、拾い読み。

利用者と来ていたので、目を通したカンジ。

でも「いいエピソード」がみつかった。

 

「シモ!」「矢野ちゃん」と呼び合える仲。

お互いに局面は、よく覚えてまんねんなあ。

 

それは中日・森野

三本続けて打たれた日のこと。

 

しかも三本とも「股間」を抜くセンター前。

 

一本目は、見事に「スライダー」を打たれた。

(ちょっと想像しながらお付き合いくださいね)

 

完璧に打たれると

その「スライダー」は使えなくなる。

 

打者森野も

「もうスライダーは来ない」と思う。

 

そこで「スライダー」を使わないとなると。

「怖いんか?」と打者にナメられてしまう。

 

それは面白くない。

だから二打席目は

あえて森野の意表をついて

絶対ない初球スライダー」を選択する。

 

すると、それもまた「スコン!」とやられた。

 

意地になったバッテリー。

 

三打席目も「スライダー」で行って

これもまた股間を抜かれるクリーンヒット。

 

これがボクら素人の野球なら

「スライダーが得意なヤツ」だと、避けるけど。

 

プロの打者は「全球マスター」しとるからね。

その違いが、じつに面白いな。

 

そしてその試合。

ピンチにまた「森野」が打席に。

 

これは慎重に配球して、カウントを整えた。

そして決め球の「フォーク」を選択した。

 

この場面も、バッテリーは「同じ思い」。

 

シモが投じたフォークは

申し分ないほど絶妙なコースに来た。

 

ストライクコースから「ボールへ」と落ちた。

 

バッテリーも「やった!」と思った瞬間。

 

森野は「振りかけたバット」を・・・止めた!

 

 

・・・。

 

 

 

「振らんかボケ!」

 

思わず、下柳が叫んだ(笑)。

 

図書館で、思いっきり吹いたわ(笑)。

 

バッテリーの苦労と悔しさと。

 

そして

お互いのキモチまで

知り尽くした仲での共同作業。

 

そういうのに感心しました。

 

きっと矢野ちゃんって

人間関係に長けた人だと思った。