妻と長男と3人で日帰り旅行。

妻のお目当て「ネコの駅長」の
和歌山鉄道に付き合った。

ウチにも黒猫が一匹いるけど
「駅長・たまちゃん」は別物らしい。

帰りは和歌山城。
そして、行きのグルメは「井出商店」だった。
和歌山中華そばの名店です。



あの濃厚な「とんこつ醤油味」は、脳を刺激されて。
ボクは、患者のようなリピーター(笑)。

妻も長男も初テイスト。
狭い店内は「豚骨臭」が充満している。

肩と肩を寄せ合うように、麺をすする。
ヒザもヒジも、お隣の迷惑にならぬよう。
麺の持ち上げは、スープが飛び散らぬよう。

いつもボクは「レンゲ」をもらい
持ち上げた麺を、いったんレンゲに納める。
そのレンゲを持ち上げて、麺とスープをすすれば
他に飛び散ることはない。

麺とスープを「一緒にすする」のがコツだ。

麺は「固め」でお願いする。
早めに出てくるし、ツルツルシコシコが持続する。

っああ~・・・うまい!(と心の中で)。
評価は、お店に出てからがルール。
ま。黙って食べることですわ。

クルマに乗り込み一同「おいしかったなあ」。

井出商店は、この一店舗のみだ。
これが希少価値を生む。

「多店舗経営」の道をとるか、否か。
アナタなら、どうする??

もしボクだったら
「健全経営」の一店舗だけにします。

多店舗にして、たくさん売ったら
その後は「売り上げ維持」にヤッキになる。
雇った従業員の給与を支えねばならない。
新製品が必要となり、メニューが増えて、非効率になる。

「味をつくる仕事」に没頭できなくなる。

これじゃ、幸福など実感できない。
欲をかいたら、しんどい。

和歌山までちょっと遠いけど・・・
いつかまた、用事つくって、寄りますわ。
おおきに。ごちそうさん!