こんにちは。

母の短歌へようこそ。

 

 

先日、伊勢に行ってまいりました。

伊勢では心清めらる数々の風景に出会いました。

伊勢神宮 外宮の表参道。

 

 

 

 

五十鈴川。

 

 

夫婦岩。

 

 

 

 

 

 

今日も引き続き、母が80歳代に詠んだ歌を紹介させて頂きたいと思います。

宜しくお願い致します。

 

 

朝霧に

包まれし庭

僅かなる

視野にて柿の

若葉広がる

 

 

 

 

 

台風の

海風防ぎ

くれたる木

一枚の葉も

揺らさずに立つ

 

 

 

白白と

畑隅に韮

咲き初めぬ

子らの自立の

頃と同じく

 

韮の花言葉・・・「別れ」

母は兄や私の結婚の時の心情と韮の花を重ね、何首か詠んでおりました。

 

 

 

 

日溜まりの

ベンチにしばし

憩いおり

無人となりたる

燈台に来て

 

 

 

 

 

 

 

休日の

息子が草を

刈る音の

聞こゆる庭に

蕗採りており

 

 

 

 

 

 

海べりの

広々とせる

魚干場

簀子一枚

鯵の光れる

 

 

 

 

いつしかに

時過ぎいたり

硝子器の

アスパラガスの

赤き実見つつ

 

 

 

 

今日も最後までお読み下さり有難うございました。

 

*お借りした写真も使わせて頂いております。

 

良い週末を・・・。