9話「償うことに迷える貴方へ」
真相編。 ~ネタバレを含みますのでご注意ください~
相楽の悪友、浜岡を問い詰め、鵜久森を中心にした教室のムードをチェンジできる要因を用意できる、用意を依頼したのは前回謝罪に混ざらなかった取り巻き女生徒3名、金澤、野辺、西野だった。
登校しない3人に九条は頭をよぎる。最悪の最後のことを。九条は教室を飛び出し捜索に向かう。
生徒たちも立ち上がろうとしたが教頭は一度はとめた、が生徒たちの熱意に承諾し、先生たちも巻き込んで三人の捜索に向かう。
九条の旧友勝美(サーヤ)早乙女(森田望智)がボウリング場で偶然見かけたきっかけでクラスの目立たないズ(月野さんたちかな?)がビル屋上から飛び降りようとする3人を見つけ引き止められた。
説得に時間がかかるなか、増援も到着、教室に3人が戻ってきた。
そして真相は。
浜岡が隠しカメラで撮った「鵜久森と東風谷の会話」の入ったSDカードを切り札に呼び出したのは西野。
もみあううちに鵜久森が落ちた、というものだった。こんなことにしたかったわけじゃない、と言い訳しかしていないことを九条に詰められ伝えるべき人がいる、と言われる、そこに鵜久森母が現れる。
母は強かった。直接手を下したわけではなかったものの、原因を作った相手。
許せないとしながらも、娘を忘れないことが償いになる、と告げ、取り巻きの謝罪がここで成立。
1話から言ってるけどやっとメインを張れた野辺(田牧そら)かわいい
3人は警察に事情を説明に行く、というシーンも差し込まれ、その後登校していない様子も見て取れた。
各回、社会的問題提起を含んでいると筆者は感じるが、今回は純然と「いじめ問題」とはということを言っていると思った。
そして、いわゆる「旭川女子中学生いじめ凍死事件」廣瀬爽彩(ひろせさあや)さんが凄惨ないじめ、学校の対策怠慢で亡くなった事件を思い出す。
今も事件を風化させまいと被害者の実名を出し、さまざまに記事が残っているが本質は「いじめとは加害していると思っていない発言・行動でも加害されていると感じる人はいるということ」を忘れずに言葉を、行動を質すこと。
人の気持ちを考えることをやめないこと。
オンラインでも、そう。
次回最終回「『変わらない』と諦める貴方へ」
もう九条は1周目の人生の卒業式の死の原因である手の持ち主を確定できている様子だった。
考察はあまり見ていないが旦那ではないと思う。
今まで話題にならなかった生徒目白、森海、不破とかどうか?
でもサブタイトルからひっかかるのは九条寄りにいて謎の雰囲気を醸す星崎(奥平大兼)が普通がどうとか言っていた?気がするのでもしやとも思う。
予告で、旦那と九条の会話に「無いのか、明日が来る感覚が」とか言ってたのは鵜久森がそうだったようにいわゆる「歴史修正力」で死の未来は回避できないフラグなのか、それを乗り越えてハッピーエンドになるのか。
社会的な問題を提起しているともいえるこのドラマ、終わらすのはもったいないが。待とう。最終回を。