5月24日水曜日

まずは、娘を旅館に迎えに行く。

赴任先の寮から、娘にメッセージで出発確認を送り、準備させる。

旅館を目指し車を走らせること1時間と少し、娘を拾って大学を目指す。娘の大学前まで来たのは入学の…いや入試の下見で車を出したとき以来か。

時折、赴任先から自宅帰省する前に大学近くの駅まで迎えに来て、とJRで家に向かう娘を車で拾い帰ることはあったが、このときは大学前ではなかったし。

 

今日は2限目だけ受講したら終わり、それに間に合うように送り届けたら、今日内見を予定してる物件の場所だけ確認しておく。

 

1時間半後。授業を終えて娘を拾いに行く、普段は昼ご飯を学内で取れるらしいが、学食は混んで時間がかかるらしく、13時の内見予定まで時間がぎりぎりになるので、学食を使わずコンビニ飯を二人で食す、物件のすぐにコンビニがあったのも便利。

13時、予定時間数分前に物件の近く、大家さんの居宅。

池や畑がある凝った庭がある。インターホンを押し、大家さんが出てくる、不動産屋担当さんから聞いていた通り、口下手っぽく、話し口も風貌も山下清氏の裸の大将を彷彿とする。

アパートは古いらしいながらも鉄筋コンクリート造というのか、木造ではなくしっかりしてるし、音漏れもしなさそうだ。

ガスが引かれていて、ストーブもガス、冷蔵庫と電子レンジも初期配置されていて、あと生活家電なら洗濯機が欲しいところか。洗濯機用の排水台だけは置かれていて、ベッドとまで呼べなそうな台がついている。ネットも壁まで来ているものが無料とのこと。

二部屋、多少、向きと配置が違うが、構造物は同じ。

そのうち一部屋を決めた。娘も嫌悪感はなさそうだったし、妻とメッセージで予約していた内部写真も送信して相談しながら。

不動産屋担当さんと昨日メッセージで資料添付ももらい打ち合わせていたとおり、物件決定した場合の初期費用を少し走って銀行を見つけATMから入金を同行して娘にさせる。

妻とメッセージは必要なものでルーターとか家にお古なかったとかなんとか交わしながら、自宅市に向かう。

娘のバイト前に自宅に寄り、書類や入居即必要そうな寝具やカーテンなどを回収する。妻は、娘にも僕にも会わないと部屋にこもりイヤホンで音楽を聴きいてるから、言ってて虚しいわ、なんて言いながらも、メッセージで必要事項をやりとりして過ごすという。段ボールに娘の必要物資のように見えるものも見つけたので回収。あとでわかったが、やはり妻が気を利かせて用意したものだった。

バイト後に、カーテンの件で妻の助言で持っていくカーテンを変える為一度僕一人寄って、その後は市内のリサイクルショップを渡りながら妻とメッセージしながら娘のバイト終わりまでを稼ぐ。

中古で洗濯機、WiFiルーターの価格を見ながら、妻と意見交換。特に洗濯機は妻の経験談を入れてもらうと助かるところも多い。結局〇モティで洗濯機を探すことが既定路線になっていく。

娘のバイト終わったかな。

ちょっと長いの書いたんだけど、送っても大丈夫かしら?

ドキっとする。長い、メッセージとは。

なんだったら、あとで送るよ

送っていい時に教えて?

なんか怖いんだけど。

たぶんこわいことではない。なんだろ?と思ってる?

暗くなった街、バイトが終わった娘を拾い、車を走らせる。

今回避難先のホテルには自宅市と大学の中間にある市で予約していた。昨日夜、現地決済できるホテルを選んだつもりが、エラーで予約確定にたどり着かず、結局ネット予約で某フリマアプリ売り上げから決済できるが少し高上りになってしまったところだ。

娘をホテルに残し、この戦いがあと数日で終わらせられる気持ちが沸き上がってきたが、先ほどから気になっている妻の長文は赴任先寮に戻って受けるつもりで、ひとまず妻には娘をホテルに置いた報告となぜここになったかくらいメッセージして、帰路を走る。